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豊平峡ダム/薄別川取水堰堤(ほうへいきょう/仮、うすべつ、北海道札幌市)

●概要
豊平峡ダム:石狩川水系豊平川(とよひら)、国土交通省直轄ダム。北海道電力豊平峡発電所の取水も行う。
薄別川取水堰堤:北海道電力豊平峡発電所取水堰堤の1つ。
竣功:1972年  
型式:A
目的:FWP
堤高:102.5m
堤頂長:305.0m
総貯水容量:4,710万㎥
有効貯水容量:3,710万㎥
(諸元は豊平峡ダムのもの)


●見学情報
駐車場:無 トイレ:有 自販機:有 天端:可 直下:不可
※ダムサイトへは一般車両の乗り入れ不可。電気バスもしくは徒歩でのアクセスとなる。


参考リンク・引用


●道中

札幌市内を流れる豊平川(とよひら)。
(地理院地図より)
一級河川石狩川の支流で、札幌市水道水源の約98%を賄う河川。
(札幌市水道局HPより)
そんな豊平川の主要水源となっているのが豊平峡・定山渓の2ダム。
豊平峡ダム。札幌市の人口増大に対応する目的で1972年に完成。
北海道では意外にも2基しか存在しない貴重なアーチダム。
定山渓ダム。計画以上の人口増大に対応する目的で1989年に完成。
(地理院地図より)
今回は先輩である豊平峡ダムについて。
(地理院地図より)
アクセスが少し特殊で、赤線部分にマイカー乗入れは不可、電気バスもしくは徒歩でのアクセスとなる。徒歩と言っても片道1.8km程度の舗装路なので簡単な散歩感覚。
自分は往路をバス、復路徒歩にて。
駐車場は広々約250台分。GW明けの平日でこのような感じ。5台程度の駐車状況だった。紅葉時期はどうだろう?
電気バス。
券売機。万札使用不可。
車内。座席が硬いので10分程度とは言え、ちと辛いかも…😅
到着。
アーチダム宜しく強固な岩山がお出迎え。
ダム天端入口付近には北海道電力豊平峡発電所の取水口。
天端へはカムイ・ニセイ橋を渡る。
堤体。アーチを引き立てるキャットウォークの赤もGood👍️
工事中ながら天端中腹辺りまでは見学可能だった。観光資源としても活用されている印象を受けた。
クレストにローラーゲート5門装備。配線の保護目的?か流路部分に屋根付いてた。
例年6/1~10/31まで観光放流を行う常用洪水吐ハウエルバンガーバルブ。雪対策かシャッターが降ろされていた。黒部は剥き出しだが何か構造的に違うのだろうか?
副ダム。本堤とお揃いのアーチ。
ダム湖。
プチ情報🤏
ややこしいことに、豊平峡のダム湖は「定山湖」。
ちなみに定山渓ダムは「さっぽろ湖」。
そんなこんな天端周りは工事で少し慌ただしそうだったので早々に撤退。本当は展望台からの景色が見たかったが、だむみえ~るが老朽化だとかで撤去中につき叶わず。
2024年中に撤去は終わったらしいので、
今思えば撤去前の姿が見られて良かったと。
続いて資料館へ・・・
資料館・・・で合ってる・・・・?
慎ましやかすぎるわ😂
資料館では展示物の他、ダムカードの配布も。
嬉しい事にダム湖側にベランダが設けられている。
ダム湖の様子。正直取り立てて絶景という事でも無いかもしれない・・・が!
よ~~~~~~く見ると、
このような構造物が確認できる。
(地理院地図より)
確証はないが位置的に薄別川からの注水路出口と見ている(違ってたらスミマセン)。
これだけは何としても確認しておきたかった身としては、このベランダの有り難みたるや。
(普通に湖岸からも見えた気がしないでもないけど)
別日訪問、肝心の薄別川の取水堰堤は見えたと言って良いか躊躇うレベルの視界…。
帰りに行った導水先の豊平峡発電所。雪・景観対策か努めて目立たないような佇まい。
斯くして名残惜しくもダムを去る。
道中、滝もあった。
ワンチャン直下…と下心を剥き出しにするもそう甘くはなかった。。(昔は行けたらしい?
お邪魔しました~
(湖岸にて)

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