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奥津発電所(おくつ、岡山県鏡野町)

●概要
吉井川水系吉井川、中国電力管理の発電所。
竣功:1932年
型式:G(取水堰堤)
目的:P
   最大出力:7,500kW


●見学情報
駐車場:無 トイレ:無 自販機:無 天端:不可 直下:-


●参考リンク・引用

https://www.nef.or.jp/topics/2023/pdf/20231221_1.pdf?=var.1.5.pdf


●道中

改修工事(2020年10月-2023年3月)を終え、運転を再開した奥津発電所。
改修前(2019年11月撮影)。
建屋本館は有形文化財に登録されていたが、改修後はプレートが見当たらず第33-0125号は登録解除となっている模様(2019年11月撮影)。
尚、改修により旧余水口が閉塞されはしたが、第33-0126号「奥津発電所本館擁壁」は健在。
0126号単体のプレートはあるのか・・・?
(地理院地図より)
そんな奥津発電所だが、旧本館を初め、堰堤・水路が登録有形文化財だらけで、発電所関連の文化財は実に11箇所!文化財だからと有難がっているワケではないが、番号を振られると巡りたくなるのは人のサガ。今回は眠いので少し趣向を変えて、ツラツラと文化財を列挙する。
まず基礎情報…登録番号の見方。
第33-0135号を例に挙げると、
33=都道府県コード(33は岡山県)で、
0135=都道府県ごとの通し番号となっている。
うん、シンプルで分かりやすい。・・・というのを今しがた知った🤣
ちなみに第33-0135号は「平作原発電所恩原貯水池堰堤余水路」。
尚、番号で検索しても文化庁のページはいまいちヒットしない。ナンデヤネン
という事で第33-0115号、
吉井川取水堰堤。
次に第33-0116号、
一号水路橋。
続いて第33-0117号、
一号蓋渠。
第33-0118号、
木路谷川取水堰堤。
第33-0119号、
人形仙谷川取水堰堤。
第33-0120号、
三号水路橋。
第33-0121号、
四号水路橋。
第33-0122号、
オロ谷川取水堰堤。
第33-0123号、
調整池。
取り壊しの報に一時は衝撃が走ったが、機能を喪失しつつも扶壁部分を2/3程度残してくれた為か、登録は継続されていた。
そして先の通り、0125号が解除になった発電所本館、126号が擁壁。では0124号は・・・?
と言うと、基本的に上流から番号が振られるようなので、恐らく制水門~鉄管がそれと思われる。
第33-0124号と思しき…。ズームの限界で番号までは識別できないが、多分それと思われるものが左下に写る。
取り壊される直前の姿。
建設中の新制水門。すっかり姿を変えたのでこちらも登録解除と見るのが妥当だろう。
鉄管部分についてもサドル等を除く管路部分は総入れ替えのようなので恐らく同様に…。
今回はそんな奥津発電所設備の撮り溜めた写真放出の回見所紹介でしたー。
多分発電趣味の人なら1日では巡りきれないボリュームなので足繁く鏡野へ通いませう。
あ…取水堰堤で唯一登録外の湯の谷川取水堰堤もお忘れなく。
有形文化財第一号の向瀧玄関が1996年登録、その時には既にこの堰堤は改修されていた?
てなわけで、
お邪魔しました~


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