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加志岐堰堤(かしき、島根県江津市)

●概要
竣功:1962年  型式:G  
目的:A
   取水量 ?㎥/s
堤高:14.8m  堤頂長:60.4m?
流域面積:?k㎡  湛水面積:?k㎡
総貯水容量:?万㎥  有効貯水容量:?万㎥


●見学情報
駐車場:無 トイレ:無 自販機:無 天端:不可 直下:可(道はあるが藪漕ぎ) 


●参考リンク・引用

https://mikuniya.jp/technical/saisei/H24_houkoku_shimane.pdf

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%95%AC%E5%B7%9D


●道中

(地理院地図より引用加筆)
一級河川・江の川の西に、敬川(うやがわ)という二級河川がある。
流路延長約18kmの小河川。
(Googleマップより)
で、ある時、どういうキッカケか忘れたが敬川流域を地図で見ていた所、聞き慣れないダムを発見!それが、加志岐ダム。
一発変換できないが単語登録する程でもないので、「加えこころざし岐阜バックスペース」での入力が迫られる…?
で、やってきました。対岸には県道が走っており、こちらは旧道の装い。
尚、現県道は県道でまあまあ狭い(笑)。
ダム右岸に到着。ストリートビューでも確認できていたのでここまでは織込み済。
それなりに新しい看板が掲げてあり、嬉しい事に諸元も書かれている。
何なら名称すら明示されておらず、というパターンもそれなりに多いのでとても助かる。
天端は流石に入れない。
すぐ脇には簡素な建屋。詰所跡だろうか?
中を覗き込むと、改修前の銘板!
当時は加志岐「川」堰堤だった模様。
しかしここは敬川本流で、加志岐川という川は見当たらない。
地理院地図で見る限り、界隈に字も見当たらないし、名前の由来は謎…
眺望を求め上流へ歩く。
うまい具合に開けた地点があり、それなりによく見える。
堰の規模に対して中々重厚な取水塔。
上記リンクによれば灌漑用で、小水力発電の候補地にも上がった事があるようだ。
取水スクリーン。
元に戻ってきた。手前のベンチはバス停跡だろうか?
いずれにせよ寂れていく道の景色に胸打たれると同時に、少しずつ自然の姿に戻る様に対しては安堵に近い感情。
で、肝心の?下流側はこのようになっており眺望は期待できない。
それでも諦めきれず下流側を歩いていると、ガードレールの切れ目と、その向こうに開けた地点。
ホームラン確信歩きに近いシチュエーションとなる。
かなり草に飲まれてはいるが階段が見える。
以前は管理道として運用されていたモノと想像される。
たまたま4月の訪問で良かったという短い距離ながら足元見えぬ藪を抜け…
念願の?加志岐堰堤直下に。導流壁が異様に長い!
越流中。
堤体右岸側。
左岸側。巡視路橋で渡れるようになっているが、向こうに何があるのだろう…


越流部。気持ち良いせせらぎ。
長さもそうだが、真横から見ると中々に重厚な導流壁。
末端には副ダム。
長めの減勢池。
下流の様子。
右岸末端。ハシゴが掛かっており、恐らく下流側に流れているであろう水路管理に使われている?
再び藪を漕ぎ、元に戻って下流方向から。奥にほんのり加志岐堰堤が見える。その下流にも灌漑堰と思しき。何となく堰建造の応酬が感じ取られるが、加志岐取水がズバリどこへ向かっているかは分からず退却(地図上にも水路表記無し)。ともあれ直下は収穫。やはり現地調査に勝るもの無し!と改めて。
お邪魔しました~

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