見出し画像

逆川ダム/逆川渓流取水口(さかせがわ、栃木県日光市)

●概要
東京電力リニューアブルパワー鬼怒川発電所調整池ダムおよび取水堰堤。
逆川ダムは近代土木遺産Cランク。
竣功:1912年  
型式:E
目的:P
堤高:18.18m
堤頂長:121.21m
総貯水容量:9.2万㎥
有効貯水容量:?万㎥


●見学情報
駐車場:無(一般車両でのアクセス不可) 
トイレ:無
自販機:無
天端:不可
直下:可


●参考リンク・引用


●道中

鬼怒川上流部にある黒部ダム。
(地理院地図より)
…と鬼怒川発電所の中間に位置する逆川ダム。
リンク先情報によれば出力調整を目的している模様。
ダムへのアクセス路入口。「一般車輌通行禁止」とあり徒歩で。
すぐ脇の放流看板。ダムは3.7km上流とある。
ダート区間もそれなりにあるが、車両走行に支障のない程度。
真新しい轍・貯木もある普通に現役バリバリの林道。
勾配は平均5~6%程度。1時間弱の道のりだが、川沿いで支流の接続や標識もあるので、それなりに飽きずに歩く事ができる。ダム見学も考慮すると最低でも往復3時間ぐらいは欲しいだろうか。参考程度に今回は数本の沢に寄り道した為、合計6時間半費やした。
ダム左岸の様子。天端・調整池は立禁だがそれ以外はかなり開放的と言える。
直下。余水路のような設備は、この日この場その水は調整池のものではない(後述)。
中央には漏水測定用?の計器らしき。
堤体下流面。変位測定用の計器?がそこかしこ。
ちなみにこの逆川ダムは、遮水コア部分がコンクリート式だそうで(通常のアースダムは粘土質)。
それ故かは知らんが近代土木遺産Cランクとなっている。
調整池。
堤体上流面。堤体中腹にコンクリ?フェイシング。そしてポツリポツリとロック。
別角度からのズーム。水抜き穴らしきが大量に仕込まれている。
右岸側に余水吐と取水口。見ての通り越流しておらず先程の流れが調整池のものとは別物である事が分かる。
インレット。
調整池上流末端部。調整池上流部に沿って堤が設けられ、逆川が調整池右岸方向へと導流されている。
調整池およびダムを上流部より。右岸側からの流入が確認できる。
調整池右岸部。逆川(手前)は支流(右上)を合わせ下流へ。
別角度(左が逆川、右が支流)。
そこにシンプルな堰と取水口がある。
という事でこれが逆川渓流取水口の堰堤。
取水後は調整池へと流れ落ちていた。
←逆川 と 調整池→
この間にある堤も中々見応えアリ。
中央2箇所に越流部のような跡があるが、何かの名残?
堰を抜けた水は調整池右岸側の水路を流れる。
そして初めに見えたダム直下へと流れ落ちる。
尚、ここで調整池の余水が合流する。
対岸を見ると黒部ダムからの水路x2。いずれも停止中のようだった。
もと来た道を戻る(背伸び&チルト)。
改めて逆川の迂回ぶりが分かる。
元に戻って天端。そう気軽にも再訪できないので撮りこぼしはないかと見回しつつも撤収。
お邪魔しました~

いいなと思ったら応援しよう!