不具合シールを作る
20230501
月曜日
11時
先週末の品質会議で、新しい不具合報告のやり方が決まった。
弊社は隠蔽体質だからもっと気軽なものにしようと。
不具合レベルは関係なく、どんどん報告してくれっていうので、起きた事実だけを書く不具合連絡票なる用紙をボスが用意してきた。
次に、不具合発生を知らせるシールのデザインをどうするかの話。
その製品の全ての情報が入った図面袋の表紙に貼るか、裏の仕様書側に貼るか、でも表紙と仕様書がシールで隠れるのは良くない。
「表は見なかった、裏は見なかった」と、いつか誰か言うだろうから、表からも裏からも見えた方が良い。
そして目立たないと意味がない。違和感ある貼り方がいい。
わたしは側面で折って貼るのはダメか?と前例がなく、保守派には嫌がられそうな意見を言った。ボスは改革派なのですんなりそれで通った。
ということは、シールの形は横長の長方形だ。
既存の型から丁度良いサイズを見つけた。
そしてデザインの話。
ボス「文言どうする?何か考えて。空欄(不具合内容を手書きする欄)はこんな感じでいいじゃない?」
わたし「殿の顔貼っときます?」
N「あれがいいよ!笑 なんだっけ?”隣の元上司”さんの……」
わたし「アルパカ?」
アルパカと元上司を合成した画像のこと。
あれの話をするとみんな笑顔。ご本人も爆笑していた。
ボス「あー!いいじゃん!目だけにするとか 笑」
わたし「いいですね。そしたらタイトルは普通に『不具合対応品』でいいですもんね」
ボス「(不具合)1回目、2回目」
図面袋に貼る真似。
わたし「同じ製品で何度も出したら隣のさん(元上司)が増える!笑」
ボス「そうよ!1回目『不具合発生中』2回目『どこ見てんのよ!』3回目『まだまだね!』4回目『あたしが一番!』」
どんどん隣の元上司度も上がっていく。
まぁ、これは笑い話として、写真のような繊細な画像は弊社の印刷機械に向いていないからもっとシンプルな目に置き換えなくては。
20世紀少年のともだちマークみたいなので。