神社暮らしあるある・前編
こんにちは、いつきです。
前回は、
「一家で神社の奥に住んでいた理由は両親がガチの新興宗教信者だったから」
ということを書きましたが、
今回はそんな狭小な神社の奥での暮らしぶりをお伝えすべく、
神社暮らしをしていると普通に起こる、
「神社に住み込んでる大家族あるある」を書いていこうと思います。
多分世界でうちの家族しか「あるある〜」ってならないと思うんですが、
家族以外で共感できる人に出会いたいと、ずっと思っています。(真顔)
<神社暮らしあるあるその1>
・深夜の参拝がうるさい
神社は基本的にお参り時間フリーシステムを採用しているため、
どれだけ夜中でも参拝に来る人はいます。
賽銭を投げ入れる音、
紅白の綱?をガランガランして鈴を鳴らす音。
そんな音がどんな時間でも鳴り響きます。
閑静な住宅街とかではなく、
ヤンチャみあふれる感じの、夜のお仕事の方たちが多く住まう地域だったからかもしれません。
(この生活のおかげで騒音への耐性が異様につきました)
<神社暮らしあるあるその2>
・お手伝いの一環としてお守りやお札を売る
神社に管理人代わりに住んでいたいつき一家は(決して神主ではない)、
管理人業務というのがあり、
その一環で社務所風の部分に住んでいたため、
お守りやお札を求めていらした方には販売業務をしていました。
チャイムが鳴ったらとりあえず子どもが出させられたりしていたので、
今思えば参拝客の方は「神主、小さいな・・・?」と思っていたのではないでしょうか。(本当は神主ですらないけど)
子どもがお札やお守りを売ってくれる神社。
ちょっと心配になりますね。
<神社暮らしあるあるその3>
・「いつき神社」と呼ばれていじめられる
これはもはや必然な感がありますが、
住んでいる家が家でなく神社だと、
「いつき神社」
と呼ばれていじめられます。(もちろん神社の名前はいつき神社ではない)
家が神社かつ、風呂なしの貧乏家庭で、
お風呂に入る頻度もかなり少なめだったので、
(お風呂は主に近所の方のおうちに借りたり親戚の家に行って入らせてもらったりしていました)
かなり見た目やかおり的なものもアレでアレな感じだったのだと思います。
今となっては「そりゃいじめられるよね〜」と思うのですが、
当時は辛かったので、
おかげでいつきは本や漫画に逃避する立派なオタクに成長しました。
<神社暮らしあるあるその4>
・四季折々の神社管理業務がある
無料の家賃と引き換えの神社の管理業務の中に、
境内をいつでも綺麗にする、参拝しやすくする、
というのがあり、
春から冬まで四季ごとに季節感ある管理人業務がありました。
たとえば冬は、北海道なので雪が積もりまくるので、
かろうじて参拝できる分の除雪をしたり、
秋は境内の木からの落ち葉の量がすごいことになるので、
毎日落ち葉掃除をしては落ち葉で焼き芋をしたりなどです。
(焼き芋はただの父の趣味です)
一番記憶に残っているのが春で、
春は、神社のご神木に巣を作ったカラスのヒナが飛び立つのに失敗し、
近づく人を襲いまくるため(私も襲われてカラスがしばらくトラウマでした)、
境内に落ちたヒナは、
父がヘルメットをかぶり、分厚いコートを着用し、
親ガラスにめちゃめちゃ攻撃されながら近くの川まで移動させていました。
カラスのクチバシって結構強そうですが、
父はドラクエの初期装備並みに不安感があるその装備で戦っていました。
<神社暮らしあるあるその5>
・七人では狭すぎて神社本体側まで住むエリアを進出させる
最初与えられていたふた部屋では七人で暮らすには狭すぎて、
そしてプライベートがなさすぎて嫌になった私は、
普段は勝手に母が物置にしていた(するな)神社の神殿?拝殿?の奥の部屋(多分イベント時に巫女さんが着替えたりする部屋)を、
さらに勝手に自分の部屋にして机などを置き、
そこで寝起きをするようになりました。
すぐ隣が神殿そして御神体なので、
本当にめちゃめちゃ怖かったんですがすぐに慣れました。
ちなみに家族が七人もいたので家族のいろいろな荷物をその部屋に母が置きまくっていたんですが、
神社のイベント(神社のお祭りなど)の時はその部屋を使うため綺麗さっぱり開け渡さなくてはならず、
イベント時にはそのお部屋にみっしり詰め込まれた段ボール箱を家族でバケツリレー方式でふた部屋に押し込むという行事がありました。
荷物を押し込まれた二部屋は狭すぎて一部屋が埋まり、
一部屋に七人という異様な人口密度になっていました。
面倒臭すぎるな〜と毎回思っていましたが、
まあ本来荷物置いちゃいけない場所に荷物を置いているこちらが完全に悪いので仕方がないですよね。
それなのに子どもなので、
「あっちだけじゃ狭すぎるからここの部屋も寄越せよ」
くらいに思っていました。
さて、あなたの暮らしと比較して、
神社暮らしあるあるはいかがでしたでしょうか。
神社暮らしあるある、まだまだあるので後編に続きます。