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<婚活日記・最終章〜そして伝説へ〜>


その彼とは、マッチングアプリで出会った。
アプリでの第一印象は、
「何ていい奴そうなんだ・・・・・・」
であった。

自己紹介文に、
「ゲームと音楽が好きです!
友達が欲しいです!
でも本当は彼女が欲しいです!
よろしくお願いします!」
と書いていたのだ。

本当は彼女が欲しいのに、
最初に「友達が欲しいです」、
と書いているあたりがなんだか可愛い。

文面的に頭が良さそうではないが、
めちゃくちゃに「イイ奴感」が漂いまくっている。
おまけに音楽好きでおしゃれメガネ男子だった。
私の好みには合致している。

友達に、
「この人めっちゃいい人そうじゃない????」
と言ってスクショを送ったりもした。

私は頭のいい男性が大好きなので、
最初はそれほど「アリ」だとは思っていなかったが、
メッセージのやり取りをしてみることにした。

すると音楽の趣味が驚くほど一致し、
音楽以外の価値観も話せば話すほど一致しており、
「頭はそんなに良くはなさそうだけど・・・アリ、かもしれない・・・」
毎日LINEをしているうちに、
どんどんそんなふうに思うようになっていった。

自然に
「会いたいね」
という言葉が頻繁に出るようになった。
しかし時は大コロナ時代。
不要不急の案件以外で外出をするなど、
非国民扱いされ殺されかねない状況下であった。

しかし私の婚活は、
必要至急である。
可及的速やかに実行しなければならない、
人生の一大ミッションなのである。

「会いましょう」
ということになり、
待ち合わせ日を決め、
その日をお互い待ち侘びながら、
毎日たくさんLINEをして過ごした。

そして待ち合わせ当日。

待ち合わせ場所にいたのは、
写真で見るのより数十倍に、
超絶イケメンなメガネ男子であった。

〜続く〜

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