神社暮らしあるある・後編
こんにちは、いつきです。
時間が(かなり)空いてしまいましたが、
前々回に引き続き、
貧乏すぎて一家で神社の奥で暮らして居るとよく起こりがちな、
「神社暮らしあるある」
後編をお読み頂けたらと思います。
<神社暮らしあるあるその6>
・七人分の荷物が多くて収納が足りず父が勝手にプレハブ小屋を建てる
一家七人でだいたい六畳×ふた部屋のみで暮らしていたいつき一家は、
(結局神社本体側の一部屋に荷物も進出していましたが)
そのふた部屋というスペースだけでは足りず、
気がついたら父がプレハブの物置を神社内の空きスペースに建設して荷物を収納していました。
住居スペースの冬の暖房は薪ストーブだったので、
父が割った大量の薪もぎゅうぎゅうにそこに収納されていました。
あとは、父が隠していたのであろうエロ本をよく発見したので、父のエロ本コレクション場所にもなっていたものと思われます。
エロ本を堂々と置くな。
<神社暮らしあるあるその7>
・夏は暑すぎて母がそのプレハブ小屋で冷や麦を茹でる
神社自体が暑かったのかどうかあまり記憶にないんですが、
神社自体が暑かったというよりただ単にふた部屋に七人という異様な人口密度のせいで暑かったんじゃないかと思いますが、
真夏は母が流しで火を使うのを嫌がって(これ以上暑いとか耐えられない!!と言っていました)、
父が建てたプレハブ内で冷や麦を茹でて、お昼ご飯として出してくれました。
道民のお母さんたちはめんみという魔法の調味料が大好きなんですが、
(めんみはめんつゆにもなるし煮物にも使えるマルチな調味料です)
うちはめんみすら買えなかったので父の自家製めんみ、めんつゆだったんですが、
絶望的にダシの味がせず、何の風味もなく、
ただただ味の薄いしょうゆだったのでわたしは冷や麦の日がとても嫌だったのを覚えています。むしろトラウマです。
ちなみにそうめんより冷や麦の方が安いため、夏の休日のお昼ごはんは冷や麦オンリーでした。
トラウマすぎのため、未だに夏でも冷や麦を食べたいと思うことはないです。
<神社暮らしあるあるその8>
・冬はそのプレハブの上から飛び降りて遊ぶ
いつき一家が住んでいたのは雪の多い北国でしたので、
毎年冬にはとてつもない降雪量がありました。
そのため毎冬雪はプレハブ小屋の屋根近くまで積もり、
いつき兄弟たちはプレハブ小屋の上に登ったり、
何なら神社本体の上まで登り、
あちこちから積もった雪に飛び降りるという遊びをしていました。
親にバレたら怒られるので内緒で遊んでいたのですが、
いま思えば神社のご神体の上をはしゃぎ回るとは、
無知って恐ろしいなって思います。
<神社暮らしあるあるその9>
・「こっくりさんしてたら友達が変になったので助けてほしい」と言われる
いつき一家は住んでいただけなので神主などではなかったのですが、
まさか住んでいるだけ(そしてまさか神社内で他の宗教を信仰している)とは思わない隣の中学校の女子学生さんが訪ねていらして、
「こっくりさんをしていたら友達がおかしくなってしまったので助けて下さい」
と言われたことがあったのですが、
「あ、すみません、うちは住んでいるだけなんで・・・」
と正直に断りました。
言いながら食い気味に玄関ドアを閉めてました。
学生さんは、「え、」という顔をしていたのですが、
私は私で「住んでるからって必ずしも神主だと思うなよ」と思っていました。
<神社暮らしあるあるその10>
・勝手に神社ゾーンに自分の部屋を作りプライバシーが逆になくなる
ふた部屋に七人がぎゅうぎゅうに詰まっている生活のプライバシーのなさに耐えられなくなった小学校高学年頃のいつきは、
勝手に神社ゾーンに母が荷物を進出させていたのをいいことに、
さらに自分用のものを続々とその部屋に置き、
勝手に神社ゾーンの一部屋を自分の部屋状態にしていました。
しかし、神社ゾーンは町内会の人(神社の運営をしている人)が勝手に出入りできることになっているため、
いつきが寝ているところの横を勝手に町内会の人が通って行ったり、
いつきがパジャマのところに町内会の人が現れたり、
パンツ一枚のいつきの横を町内会のおじさんが素通りして行ったり、
プライバシーが欲しくて勝手に神社ゾーンに自分の部屋を進出したはずが、
逆に町内会の人がちょいちょい勝手に現れる部屋になり、
プライバシーがあるのかないのかで言えば、
限りなく無し寄りの無し状態になっていました。
それでもいつきは神社ゾーンを自分の部屋とすることはやめませんでした。
なぜなら、
当時心の拠り所にしていたT.M.Revolutionのオールナイトニッポンが聞きたかったから・・・・・・・
(他の家族と寝ていると聞けない)
さて、いかがでしたでしょうか。
あなたの暮らしにも当てはまるものはありましたでしょうか。
次回以降は、
貧乏生活といつきの成長について書いていきたいと思います。
よろしければお付き合い頂けましたら幸いです。