※ こちらの内容は、ウェブサイト(現在は閉鎖)にて2016年~2019年に掲載したものを再投稿しています。内容等、現在とは異なる部分があります。ご了承ください。
最近、若い人がすっかりFBから去ったという話を頻繁に目にするようになったのと同時に、”Facebookおじさん” なる言葉を見かけるようになった。
どうやらこれは、若い人の投稿にいちいちコメントでマウントしてくるおじさんがいるといった理由があるらしい。
うぜーよ、おじさんということ。
ぼくも今や完全におじさんになったけれど、これにはまったく同感、異論なし。
ところが時差をおいて、今やおじさん(おばさん)ですらFBから去っている印象を受ける。
ぼくが最初にアカウント登録をしたのは、結構早い時期だった。
最初こそおもしろがってやっていたけれど、ほどなくしてアカウントを削除している。理由は、何も考えずに友達申請を承認していたら同業者とそれに近い人ばかりになってしまったこと。これは多くの人が当然そうなるだろうし、このこと自体は特に何も思うこともない。
ところが流れてくるコメント欄でのやり取りや「いいね」の乱打を見ているうちに、ぼくはどうにもそれを受け付けなくなった。それは結局、リアルな世界での業界のヒエラルキーがそのままネット上でも再現されていることに対する何ともいえない気持ち悪さのような感情だった。
これが理由で、ぼくは退会することにした。
しばらく間をおいて再開したのはFBページが始まり、管理人として個人アカウントが必要だったから。
前回退会した理由もあったため再開するにあたり当初は、自己紹介欄に「大変申し訳ありませんが、同業者の方およびそれに近い方はお断りいたします」とまで書いた。
そもそもぼくは、SNSで使われる ”友達” といった言葉に違和感しかないので、友達(FBでいうところの)は100人を超えないようにと意識しての再開だった。
ところがいざ再開してみると、わざわざ店にまで会いにきてくれて「西山さん、FBされてますよね。承認お願いします」という同業の方まで現れた。
結局、気づけばまた同業者やそれに近い人たちが増え、そして気をつけていたはずの友達の数も今では237人にもなっている。それに友達申請をいただきながら確認すらしていなかった方が70名にも上る。心苦しい。
現在ぼくがFBを使うのは、告知やブログなどウェブサイト更新のリンクを貼るのが目的であって、そこに何かを書き込むといったこともない。
またFBとInstaの両方をされている方は大抵の場合、同じ画像や文章をあげられるのでどちらにも「いいね」を押すのも抵抗あって、ぼくは押すならInstaの方に押す。
だから気持ち的にはもうFBはやっていないに等しいし、そういったこともあって個人のデータやアイコンも消している。
もともとFBは使いにくい、改悪が多いといったイメージが強いし、あの不要なものがたくさん表示されてごちゃごちゃと見づらいレイアウトも好きじゃない。
そう考えると個人的にはFBをやめない理由はほとんどないけれど、それでも続けていた理由は、やはり「FBページを維持するためには管理人が必要」ということくらいだった。
ところが今年に入りFBはそのアルゴリズムの変更を発表し、FBページでのリーチをかなり減少させた。つまり企業やお店などがFBページで投稿をしてもそのほとんどのものはユーザーに届かなくなったことになる。
お店や自社のウェブサイト代わりにFBページを使われてきた方にとっては、とても困った変更だろうけれど、ぼくはこのウェブサイトを作った理由を最初のブログ『ウェブサイトとコラムのこと』でこう書いている。
「でも、やはり自社のウェブサイトはあった方がいいな。FBページは無料サービスだから、いつ一方的に仕様を変更されたりウェブサイトの代用にならなくなっても文句も言えないし」
だから今回の変更も、やはりそうなるよな、と思った。
FBを再開した理由はFBページのためなのだから、それが機能しないのであれば続ける意味も特にない。
この先、どのように仕様が変更されて行くのかもわからないので、アカウント削除までするかはまだ決めかねているけれど、FBページへの投稿はそろそろやめようと思っている。
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