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10代の子どもたちのホームステイを何回か受け入れて感じたこと

こんにちは、スロース英語教室のNaoko(itsumi)です。
今日はこれからホームステイの受け入れを考えている方に、現時点で私が感じていることをお伝えしたいと思います。


今まで私が受け入れたのは、イタリア・ベネズエラ・アルゼンチンの10代の男の子や女の子たちです。


1.日本のマナーや空気を読むことを、とても勉強してきている人が多かったです


みんなとても礼儀正しいです。
例えば家に上がる時に必ず靴を揃えたり、「野外か屋内か、どっちに行きたい?海?ショッピング?」と聞いたら「どちらでも大丈夫です!」と答えが返ってきます。

私がご飯を作っていると「何かお手伝いすることありますか?」と必ず聞かれたし、食器を進んで片付けようとしてくれました。


すごく「日本に適応しよう」と頑張っているのがよく伝わりました。
当たり前の話ですが、アメリカに住んでいた時、自宅にアメリカ人を招待してもここまで「頑張っている感」はなかったんですよね。


もちろんアメリカの人たちも「ここで靴脱ぐのでいいのかな?」と聞いてくれたりする人もいましたが、「これはあまり好きじゃない、できれば変えて欲しい」とハッキリ言う人もいました。


まあこれは私たちがボランティアベースでホームステイの学生さんをお迎えしているからかもしれませんね。
「気に入られよう」という感じ、そこから来る緊張感を感じることもありました。
あるいは日本のスタッフさんに事前にかなり指導を受けているのかもしれません。


2.最初表情が硬かったり、口数が少なくても多目に見てあげて下さい


1と矛盾するかもしれませんが、第一印象が「あれ?表情が硬いな」と思うことがあります。


自分の日本語はイマイチだし(本人が思っているよりは上手なのですが)、食べ物も食べられるか分からないし、ホームステイ先の家族が優しいか、コミュニケーション取れるか分からず不安でいっぱいだったりします。


あるいは単純に疲れ(寝不足、ツメツメのスケジュールでヘトヘト、腹痛などの体調不良)で顔がこわばっていたりします。


自分以外は日本語しか使わない、というのもとても神経を使います。
特にホームステイにスポンサーがついていたりする場合、彼ら彼女らは殺人的なスケジュールをこなすことも少なくありません。
見知らぬ外国人(日本人)の大人たちと会食をしたり、色んな場所に移動して日本語でプレゼンをしたり、とても忙しいのです。



私も20歳くらいのとき、オーストラリア政府に日本代表としてシドニーに招待して頂くという経験をしました。
1週間という短い期間だったにもかかわらず、連日のエラい方々との会食にこわばった笑顔で粗相のないように食事をするだけで精一杯でした。


最後の方なんて、耳から英語の音は入ってきているのですが、意味が全く入ってこないのです。
完全に脳がオーバーヒートしていました(笑)



話が長くなりましたが、第一印象が「そっけない」と感じても、最初は「疲れてるのかもな。休ませてあげよう」と広い心で接してあげて下さい。


もちろんあまりにも失礼な態度や迷惑行為が続くようなら、ハッキリと言葉で注意する必要があると思います。
ただ文化の違いで無意識にやっていることかもしれません。
まず最初は「性善説」でいきましょう。



3.お別れするときは2-3分泣いちゃいました


私たちはすごく短いホームステイしかまだ体験していないのですが、それでもお別れするときは娘と一緒に少し泣いてしまいました。


特に南米から来ている子たちは、なかなか日本に来るのも一苦労ですから「もう二度と会えないかもしれないな」と思うと何だか涙が出てきてしまったのです。


日本からアメリカに住むことになったときは、日本のお友達に「またすぐ戻ってくるから」と言いましたし、実際そのつもりだったんですよね。
そこまで悲しくはありませんでした。


でもアメリカで出来た職場の元上司や、ママ友、久々にアメリカで再会した日本でお世話になった方々と帰国前にお別れするときは「この人たちとこの後何回会えて、それは何年先なんだろう」と思って少し寂しい気持ちになりました。


その時の空港での寂しさを思い出す体験です。


4.とても礼儀正しく、必要以上にピュアに見える。だけど、もっと言葉が上手くなってあなたの「もう少し奥」が見てみたいな


日本に溶け込もうと必死で、拙い日本語で一生懸命話すので、とても「ピュアさ」を感じます。
中年の私はこの子たちの親になった気分に一瞬なります。


ただ何となく、それはあくまで「言葉の壁」「日本という空間にいるから」そう見えているだけなんじゃない?とも思うんですよね。


本当はもっと皮肉屋かもしれないし、お調子者かもしれない。
彼らの母国でリラックスした状態の彼らをいつか見てみたいものです。


そのためには私の語学ももう少し勉強する必要がありますね。
Estamos muy felices de que hayas venido a nuestras casa.
Hasta pronto!


また他のホームステイを受け入れたときに記事を書こうと思います。
多分シリーズ化します、マガジン作っておきますので興味のある方フォローをよろしくお願いいたします。

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