ワガママ
私の好きな人たちは、大抵ワガママだ。
旦那はアレルギーみたいに行事が嫌いで、中学、高校の行事はほぼ不参加。
結婚式だって、私がぜーんぶ準備した。ついでに新婚旅行も。
祖母は、気分ですぐイヤと言う。
買い物行きたいって言うからみんなが準備したのに、土壇場で平気で行かないと言い張る。
そんでそのあとでやっぱり行くって?周り振り回しすぎ。
両親はいつまでも若い気持ちが抜けない。
無理して、体が追いつかなくて、勝手に落ち込む。
この前だって犬と海まで走って、怪我して、「若い時は〜」って話始まって、がっくりきちゃって。めんどくさいのなんの。
下のきょうだいたちは、本当頼りない。
何かあれば、ねーちゃんが何とかしてくれるだろうってノリ。みんなもういい大人でしょうに。
親友は、こうするって決めたら、どんなに迷惑かけても曲げない。
ここのアイス絶対食べるって言ったら、その日はどんなに時間かかろうが付き合わせてくる。
それで「バニラじゃなくてミルクがよかった」とかなぞのこだわりで不機嫌になるし。
一番腹立つのは、あいつら、人の心配ばっかりして、口うるさくて、それでいて全然自分を大切にしないってこと。
だから、私だって、ワガママでいるんだ。
全然言うこと聞いてやんないけど、
勝手に心配して、散々口うるさくして、
長生きしろって言い続けてやる。
私はしつこいんだから。
だから、ずーっと言い続けてやるんだ。
いつかの正月、何かが太陽の上を飛んでた。
みたいに見えた。
ちょっとずつ、年をまたぐ度に、自分の大切なものくらい守れる力がついていけるように、ちゃんと生きたいな。
なんて。言ってみたり。
授乳して寝不足なのに眠れない深夜。
ていうか、朝。4時。の、戯言でした。