iPhoneで撮れないものに、お金を払うべし
こんにちは。宮﨑です。
ズバリ、カメラを買わんでいい!
カメラが好きな人は絶句しててくれ。
というわけで、今回はiPhoneで撮影した写真でプロに「え?それなりに撮れてるやん」と言わせる撮影方法から、素人に「写真上手いね」と編集するちょっとしたコツを紹介しようと思います。
【① 日々写真を撮るための準備】
まず初めに、写真を撮ることに興味が湧いて、カメラが欲しいと相談される事がいかんせん多い私、だいたい年間10件以上はそのような話を身近で耳にします。
その流れで自分のインスタを見せて、機材が大体iPhoneというと驚かれるのは、以下の写真を見ればなんとなくわかって貰えますね。
自己分析では以下が理由だと考えています。
#1 しっかりした世界観
#2 大体の色の方向性
#3 撮影機材の安定性
ここで#の共通項になっていることの一つとしてiPhoneのProシリーズ、基本的に2xから3xの望遠端を使っていることが挙げられると考えています。
もっと分解すると「視座が変わらない」ということです。
何を・どこから・どう切り取るか
カメラを通した自分にはその三つくらいしかできることはありません。
三つが極まれば、カメラなんて基本的にいらないのです。
そのうち皆さんが今すぐ真似できることだけれどハードルの高かったことは何かというと、どう切り取るかの部分です。
ズバリ、1xを使うな、2xか3xを使え!
エモい写真って、何が写ってるか分かりにくいんですよ。すごい抽象的。
で、今きっと皆さんは「2〜3倍なんて使わねえよ」って思ってるじゃないですか。
だから全部写っててつまんないんですよ。
これただの風呂ですよ。
なんでエモいって、よくある洗面器とかカビキラーとか写ってないから。
それを映さない事がどう切り取るか、つまり何を捨てるかという事です。
【② iPhoneかAndroidか】
iPhone一択や。
世界シェアで言うとiOSは半分以下、日本では約半分がAndroidの世の中です。
理由は簡単で、安いからです。
ただここでシェアなんて関係ありません。iPhoneでいい写真を撮るために必要なことなのですからそもそもAndroidなんて目じゃないんですよ。
今から
Androidの嫌なところ
書きますから、どうしてもAndroidが好きな人は目を瞑ってください。
#4 写真の比率が細長い
#5 色が乗りすぎている
#6 なんかわからないくらい機能がすごい
もっと書こうかと思ったのですが、数年前にGalaxyを使って以来触ってないので思いつきませんでした。
まず一つめ、#4 写真の比率が細長いですが、大体のAndroidユーザーが写真を送ってくる際、iPhoneユーザーはその細長さにびっくりしませんか?
それはアスペクト比が異なっているからです。
通常iPhoneは何も設定をしないと4:3という、正方形より少し長い比率で撮影しています。ところがAndroidユーザーは16:9または3:2で撮影しています。
YouTubeや映画を見るときに横に長いあれです。
詳しく話すと昔のテレビは4:3でした。今は16:9です。
タケモトピアノのCMの両脇がなんか違和感あるのは4:3から16:9に伸ばしているからなんですね。
そんな小難しい話は置いておいて、4:3で撮ればエモってわけです。
あと、iPhoneって、色がフラット。弄りやすい。そこに尽きる。
【③ Snapseedで編集は全て済みます】
”SnapseedはGoogleが開発した本格的で多機能な写真編集ツール”とApp Storeに書いてありました。
基本的にこの記事に使っている写真は以下の手順しか踏んでいません。
〔画像調整〕明るさとコントラストの調整
〔粒状フィルム〕好きな色味の調整、ノイズ感が必要な時
〔回転〕水平出し
ね、簡単でしょう。
たった3項目でそれなりの写真が見えてきます。
難しいことはしない。じゃないと長く続かないから。
【④ カッコつけてLightroom使うな、シンプルに生きろ】
別に好きなアプリを使えばいいんですよ。
なのでなんでもいいんですけど、③読んだらそれでええやんってなりますよね。
なんでもできるは、時に仇になりますよね。
【⑤ ③④が活きるPC編集の概念】
⑤は少しわかってきた人だけが読めばいい部分なので、ビギナーは飛ばしてください。
③④のシンプルさって、PCで写真を編集する時にも有効な概念なんです。
写真が少し撮れてきたりすると「自分色ってなんだ!」「あのフォトグラファーが使っているプリセットはなんだ!」と人にないものを追い求めるようになります。
これは誰しもが通る道、特に写真とかアートが好きな人ってそういう人種じゃないですか。もちろん僕もそうでした。
でも結局、自分のスタイルっていつかはできる物なんですよ。誰かを真似したりとか、複雑にすればできる物ではない。
ヨーロッパ旅行帰りの羽田で食ううどんが美味いのと一緒。
PCで何か写真をいじる時、僕は以下のアプリしか使いません。
Capture One
Bridge
Photoshop
要はLightroomプリセット界隈が嫌いってこと。
【⑥ ⭐️精神論⭐️ 〜枚数撮れ〜】
これは自己紹介の記事で書いたFujifilm X-M5のカタログ撮影で久々に実感しました。あの撮影の作例では大体5日で5,000枚ほど撮影しました。
量撮ればいいって問題じゃなくないんです。量撮れば何かが見えてくるんです。
ある幼馴染のしゅんしゅんは「イツキがカメラを持ってる!レアや!嬉しいよ俺は。」としばしば口にします。それくらい普段写真を撮る事がないと、自分の感覚や視座が遠くどこかに行ってしまうんですよね。
アンテナの感度高く、感覚を研ぎ澄ますことは、すべての物事を上達に導いてくれますよね。
【⑦ 人に共有しろ】
写真を死ぬほど撮影した後は、どんなに恥ずかしくても人に見てもらいましょう。
SNSにのっけとけばいいんです。片っ端から。
世の中何十億の人が同じ感覚な訳はないので、色々な人からフィードバックをもらいましょう。
ヴィヴィアンマイヤーやってたら、死にますよ。
【⑧ 吸収してから、個を出せ】
若干⑤と被ってしまいますが、アートが好きな人は人と違うことがとにかく好きですよね。人と違わないと息もできなくなってしまうような人、あなた?
でも自発的な表現を探すために、誰かが作ったものを使っていたら、絶対誰かが同じようなことをやっているんですよ。
でもモノづくりって真似の究極形態なので真似しないやつは伸びません。
否定から始まるのも歓迎、でも理解をしてから否定をしろって話です。
理解をしないで否定するような、頭ごなしな人は、ここまで読んだ人の中にはいないでしょうね。
【⑨ よし、カメラを選ぼう】
さあここまできました。
iPhoneでの写真でできないような事が見つかりましたか?
夜景が撮影できない?ストロボが弱すぎる?解像度が足りない?
ええ、わかっていますよ。
さあ、あなたが買うべきカメラ、それは…
中古のCanon 5D mark2 お値段なんと4万円や!!(諸説あり)
僕はここ数年、5D2で事足りました。
そんな僕よりいいカメラが欲しいって?
XでDMしてくれたら、相談に乗りますよ。
【⑩ まとめ】
と言うわけで今回はiPhoneでもいい写真って撮れるよね!をご紹介いたしました。
今回のオチ
実は水辺縛りの写真だったこと、気づいてもらえましたか?
今から始められるiPhoneエモ写真、真似したら是非DMなどで共有してくださいね。
ここまで読んだなら記事のスキ、フォローはもちろんですよね。