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2.神はいるのか①

「あなたは神を信じますか?」というギャグが昔ありましたが、歴史を学ぶうえで、「神」は避けては通れません。

ちなみに著者は、無宗教です。特定の宗教を押しつける意図はありません。多くの日本人と同じく、世の善と悪をぼんやりと捉えています。

事実として、人類の一部は唯一神を信じています。現在、キリスト教徒だけで二十三億人以上の「信者」がいます。神にひれ伏し、聖書を神の御言葉として信じ、清く生きようと願い、実践している人たちです。

正も邪も存在しないのであれば、そもそも清く生きようと頑張る必要はありません。そのままのデフォルトでOKです。善なる神も必要ありません。

また、歴史の過程で邪悪が消滅したのであれば、やはり神はお役御免です。

キリスト教徒などが現在も清く生きようとしているのは、現在も邪教が存在し、邪悪な行いをしているからです。少なくともキリスト教徒は、善なる神に対する邪悪を「悪」「サタン」として認識しています。

「いい悪いはその人の捉え方次第」、と思われるかもしれません。

ではその相対的な邪悪は、どのように現実に姿をあらわしているのでしょうか。

邪神を本気で崇拝している連中は、いまも大勢います。「サタン崇拝」というと陳腐に響くので、悪い神を一貫して「邪神」と記します。

ポルノサイトは、一度はのぞいたことがあるかと思います。著者の時代ではエロビデオです。

あの女の子たちがどこから来たのか、考えたことはあるでしょうか。求人サイトを見て応募したわけではありません。

誘拐されたのだとしたら、なぜ悲しみの感情を画面を通じてわたしたちに見せないのでしょうか。

邪教にもまたがあり、神話があります。教会や神殿などの聖所があり、儀式があり、「飲み物」があります。このセットが鍵です。

例えば、古代バビロニアの主神はマルドゥクです。創世神話はエヌマ・エリシュです。

https://www.worldhistory.org/image/3131/mesopotamian-epic-of-creation-tablet/

マルドゥクとティアマトの戦いが少年マンガのように繰り広げられ、入信した信徒は少年マンガのように神話を受け入れます。

邪教の儀式では、人や動物の生贄、男女や家族を問わないセックス、人肉食などが行われます。生贄は赤ん坊や、鶏、ヤギ、羊、ロバ、牛、犬などが用いられます。世に認められている場合は公然と、認められていない場合は隠れて行います。

魔術をかける際も生贄儀式が行われます。犠牲となる人や動物の苦痛が大きければ大きいほど、魔力は増大します。なので拷問します。

縛りつけ、生きたまま切り刻み、生肉を食い、焼き殺し、バラバラに解体します。

どの邪教も信者獲得は必須事項なので、表向きはまともな体裁を装います。信者獲得の鍵となる神話なども、一見ふつうです。

そして入信し、段階を踏むと、隠された事実が明らかになります。

ふつうの人は犬の拷問などできませんが、段階を踏むとじょじょに平気になります。これが通過儀礼、イニシエーションです。

カエルやネズミの解剖は、なぜかいまも学校で行われています。動物の死体を見ても平気な子は、医者や学者に向いています。それ以外の子にとっては、人生においてはなんの役にも立たない「実験」です。

大学の医学部では解剖実習が行われます。死体をいじくりまわしても死体損壊罪にはなりません。魔術師とも死霊術師とも呼ばれません。お医者さんの卵たちです。

死体の損壊に慣れると、今度は生きた人間や動物を切り刻みます。手術だけではなく、実験と称して動物を切り刻みます。

https://dogtime.com/dog-health/103248-infertility-female-dogs-symptoms-causes-treatments

動物も人間も苦痛を味わいます。ですがすべては人命を救うためです。手術や実験によって死ぬ場合があっても、すべては人命を救うためです。

切り刻み、投薬(飲み物)で苦痛を与え、最終的にはガン治療などで殺します。生贄は勝手に神殿にやってきます。最期は病院で死ぬと信じ切っています。

飼い主は飼い犬を愛しながら、不妊手術などで苦痛を与えます。すべては「この子のため」です。「子供が産まれたらイヤだから」ではありません。愛しているからです。

理由はどうあれ、結果は邪教の儀式と同じです。向こう側にいる人たちはこうして信徒を増やしていくのです。

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謎の賢人
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