バンド相対性理論
最近、私は私の歴史上、今まで出会ったことのないような、変わった「芸術」に出会った。それは相対性理論とやくしまるえつこの曲であり、やくしまるえつこは相対性理論のボーカルである。この人たちの曲は何か、切ないけれども、心地よい感じがする。そこで、歌詞を何度も読んでみた。失恋の曲であれば、普通の曲は、思い出話の歌詞になることが多い。しかし、やくしまるえつこの曲は、思い出話には浸らず、「世界征服やめた」となる。たぶん、他にもいい人がいるとかそのような内容の失恋の曲よりよっぽど元気になれるのではないだろうか。人間の間で起こった悲しい出来事をその人間の間で考えるのではなくて、もっと大きな視点で、しかも、その悲しさを人間にではなくて、空に向けて叫ぶ。私の人生は格段に生きやすくなった。