五日市でオープンしました!〜町の小さな理科室“あめジィラボ”がオープン〜『あめジィの科学あそびクラブ』
武蔵五日市駅から徒歩4分の場所に「あめジィラボ」があります。ガラス越しに中をのぞくと、白衣に眼鏡の男性と親子の姿が。
室内は黒天板の机と様々な実験道具がならび、まさに理科室。その日は車輪を使っての慣性の法則と、色の組合せの実験をしていました。
このラボを運営するのは雨滝洋介さん(71歳)。岡山県出身、大学を卒業後、旧秋川市の中学校に理科教師として赴任されました。
アユ釣りが趣味の雨滝さんは、迷うことなく旧秋川市に住居を構え「子どもエコクラブ」に参画し、子供達にワイルドキャンプや川遊びを指導。勤務先の中学校では「環境科学部」を創設され、森林調査や野鳥観察、農業体験などの活動を進めました。雨滝さんは、科学実験を通して生徒達に、仮説を立て討論することから「考える力」「気づき」を大切にして欲しいと言います。
現在、あめジィラボでは、月2回小中学生対象の「科学クラブ」、年3回誰でも参加できる公開講座等を開催。10月からはアメリカ人のマイクさんによる英会話教室も始まります。また、ラボはレンタルスペースとして借りることもできます。
5年前の退職を機に雨滝さんの夢はさらに広がります。それは、「あきる野 サイエンス フィールド ASF(仮称)」を設立することです。誰もが科学実験を楽しめ、地層観察やバードウォッチング、プラネタリウム鑑賞ができる。また、商業スペースも配置し、イベントも開催できるような総合的なプロジェクトを妄想しています。
雨滝さんいわく「自然豊かなあきる野は町全体が科学あそびのフィールド」。ぜひ地域で盛り立ててASFを作っていきたいですね。
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