増戸でオープンしました!冬はやっぱり焼き芋!蜜芋販売『焼き芋屋 がん.芋』
昨年9月、「山田」バス停から徒歩2分の所に『焼き芋屋 がん.芋』がオープンした。店名の由来は、店主の佐々木巌さん(67歳)のお名前を音読みすると「がん」なので、巌さんの焼く芋、『がん.芋』となったそうだ。
佐々木さんの前職は塗装業であったが、関節痛が悪化し仕事を辞める決断をされた。しかし、身体を休めても痛みが変わらないことがわかり、奥様の典子さんの勧めで、リハビリを兼ねて、少しでも身体を動かすため、得意の焼き芋を販売することにした。
サツマイモの品種は皮がやや紫がかった赤色で、食味と外観が既存の品種よりも「はるか」に優れていることからつけられたという「ベニハルカ」。中は黄色が濃く、強い甘みが特徴だ。収穫してから3ヶ月間以上熟成させた芋を使用している。その生芋を、酵素が力を発揮できる温度帯で焼くことにより、サツマイモのデンプンが酵素によって麦芽糖に変換され蜜が出る。友人から譲ってもらった特製ナン焼き壺で3時間かけてじっくりと焼き、さらに発泡スチロールの箱の中で2時間置くと、蜜がポタポタ垂れてくるほど甘みが増す。水分量が多く糖度の高い蜜芋の出来上がりだ。
価格は1本300円。量り売りではなく、お子さんがお小遣いで買いに来られる価格設定。「生産者から直接仕入れているので、サツマイモの大きさが不揃いですが、時の運と思ってご理解下さい。そのまま食べるのも美味しいですが、バニラアイスや茹で小豆と合わせるのも美味しいです。」と典子さんは言う。是非、寒い季節にほっこりする、ホカホカの蜜芋をご賞味頂きたい。
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