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〜五日市の「火の元」に安心と安全を届ける〜 『燃料問屋(青木屋)青木伸行商店』

1866年(慶応2年)創業の燃料問屋(青木屋)青木伸行商店。実はそれより前から燃料の他に、薬、小麦粉などの粉類の物々交換をする商いをしていたそうだ。現在の店舗は昭和6年の道路拡張工事の時に建てられた。

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▲ 昭和初期には似たような千本格子の建物が30軒ほど軒を連ねていたそうだ

四代目店主の青木健治さん(75歳)は、小学生の頃から家業の手伝いをしていた。父親と一緒にトラックに炭を積み、杉並へ運搬、王子で煉炭を積み、豊洲でストーブの燃料となるコークスを仕入れ、秋川や日の出の学校関係に卸していた。新青梅街道の工事も車窓から見たそうだ。今思うと、大変だったけれど、様々な景色を見ることが出来て良かったという。そして、23歳の頃には自然と店を継ぐようになった。

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▲ 大きな声で声を掛けてくれる、いつも元気な青木さんは、柔道七段の腕前

青木さんは近隣のコンビニエンスストアやスーパーマーケットへバーベキュー客用の薪や炭を卸したり、趣味で集めた骨董品の販売を始めた。骨董品収集のきっかけは、小学生の頃から振り子時計のゼンマイを巻く役目を任されていたこと。店内には国内外から集めた古い時計が80台ほどある。他にも様々な珍しい骨董品が所狭しと置いてある。

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▲ お店には創業からの大福帳(商業帳簿)が沢山保存されている

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▲ 昔の電話、駅名の書かれた看板や、荷物を運ぶために馬にひかせた荷車もある

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▲ 小学生の頃からゼンマイを巻いていた思い出の振り子時計

お店のモットーは「年中無休、気軽にいつでもどうぞ!!」五日市の名物とも言えるこのお店は、次男の宏行さんが跡を継がれる予定だそうだ。

(青木屋)青木伸行商店
[住 所]あきる野市五日市880
[電 話]042-596-0032
[営 業]8:30〜19:00
[定休日]年中無休

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