移住者インタビュー|東京の木材で家を建てました!夢は五日市の畑でライブ活動 羅久井(らくい)さん
記者(以下、記)五日市にお引っ越しされるきっかけからお聞かせいただけますか?
羅久井さん(以下、羅)マイホームを建てるなら自然が身近で歴史と文化が息づくこの町がいいなあと夫婦で想いを成熟させて、踏み出し昨年10月に引越してきました。東京農業大学卒業後、東京地場野菜の流通業に10年間従事していました。中央線を中心として音楽活動や仕事をする上でいつも言葉と身体に染み付いてたものが『五日市街道』でした。うまく説明できないんですが、勝手にロマンを感じて。街道の始点のことは当時全く気にも留めていなかったし、知らなかったんです。5年前に養沢で初キャンプをしたときに、初めて存在に気がつきました。
そこから東京の里山に関心を持ち、林業が抱える課題を勉強していくうちに奥多摩、檜原村、五日市が大きな存在になっていきました。まだ鉄道がない時代に五日市街道では人々が行き交い、山から生産されたものを運び、江戸の暮らしに貢献していたのかな~と妄想するのが趣味です。笑五日市という町の歴史の1ページになれるよう頑張りたい!という気持ちも持って引越してきました。
☝️現在は株式会社小嶋工務店(小金井市)に勤務し、東京の木の家づくりをお客様に提案している。
記)羅久井さんはプライベートで森と暮らす東京、という社団法人を立ち上げられたとか。活動内容は、畑でライブから社会貢献的なことまで、これはとてもユニークですね。
羅)高校時代からの競歩友達の田中、根っからの音楽好きでドラムのうまい佐々木、この友人2人と2012年から武蔵野市の後藤農園、武蔵村山市の小林みかん農園などで畑ライブを実施しました。一時期、自分が音楽から離れた時に、二人で勝手にいろんな人を巻き込んで国分寺の花農家さんと畑ライブを開催していました。当時は嫉妬しましたが、今振り返ると活動を心から理解して楽しんで一緒にやってくれているんだと想い感謝しています。
記)ぜひ一度、五日市のどこかの畑でライブをやっていただきたいですね。
羅)まずはやらさせていただけるなら、こちらからご挨拶に伺いたいです。そしてどこかと言わずに、近い将来いろんな畑でいろんなアーティストと地元や遠方からのお客さんが交流し、音楽を楽しみ、農作業をお手伝いする町になったら素敵だなと考えています。
記)楽しそうですね!お忙しいなか、お時間をいただき、ありがとうございました。最後にライブの告知などおありですか?
羅)コロナ禍でライブらしいライブはまだ企画できていませんが、『水色親子』・『木と遊ぼう』という楽曲を11月と12月に配信リリースします。楽曲の売り上げの一部を全国のこども食堂さんへの寄付や、東京の森の活性化に繋がる資金にしたいです。Instagramでは『森と暮らす東京』、Twitterは羅久井俊介で随時情報発信して行きますので、応援よろしくお願い致します。
記)みなさま必聴です!
■ 森と暮らす東京
U R L:https://agri-craft.jimdofree.com/
■ クラウドファンディング:未来と笑顔をつくるこども食堂を支援したい!〜東京の森ができること見つけました〜
U R L:https://bit.ly/2ILxdzh
バックナンバー:五日市まちづくり通信 10月号掲載