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金田一春彦さんの声

あきる野・五日市には、いろいろな歌碑が存在しています。その一つに国語学者で知られる金田一春彦さんの歌碑があります。

初めて見つけたのは、2017年の冬のある日。私は、勤めている東海大学の広報メディア学科の水島久光先生ゼミの五日市地域フィールドワークの事前調査でひとり秋川の佳月橋の近くを歩いていました。その際、橋の脇に真新しい辞書の形の歌碑が建っているのを見つけました。2017年に建てられたそれは、斬新な歌碑であり、彫刻でもあります。

金田一春彦さんが、1965年に秋川渓谷・小和田辺りで、秋川の美しさに心を動かされて詠んだ歌が書かれていました。

「いつか いちどは 来たいと思うた
見ても見あきぬ あき川に」

金田一さんは歩いて、秋川を何度も見ながら、秋川は良い川だと感じていました。

さて、2023年今の秋川は、どうでしょうか。誰が見ても何回も見てみたい秋川になっているでしょうか。今、リバークリーンの清掃が行われている間は、金田一さんが見た秋川に近づいていると信じています。

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