地域に根ざした美味しい和食のお店 魚好きな店主がもてなす『割烹ゆもと』
五日市街道から北側に一本入った裏通り、住宅地の一角に『割烹ゆもと』があります。外観からはイメージできませんが、お店に入ると黒を基調とし、木材をふんだんに生かして落ち着いた雰囲気です。
『割烹ゆもと』は、平成14年7月にオープン、今年で21年目を迎えました。店主は湯本洋幸さん(49)。お父様と共にお店を切り盛りしています。店内の建具類は、お父様が材料から選んで塗装後、木目が際立つように磨き上げたもので、客席のアクセントになっています。
洋幸さんは子供の頃から魚が好きで、料理にも興味があり、よく母親の手伝いをしていたそう。良く日焼けされていたので「魚が好きということは、釣りをされるのですか?」と伺ったところ、釣りではなくてサーフィンが趣味だそうです。
学校卒業後、洋食店など様々な飲食業の仕事を経験し、最後に青梅の割烹料理屋で修行をしていた際に、「自分は和食が一番性に合う」と思い、独立してこのお店を始めました。魚介類は、昔からのなじみの鮮魚店や市場を自分の足でまわり、数か所から納得のいくものを仕入れています。
ランチメニューでも提供されている海鮮ちらしは、新鮮な魚介をふんだんに使い、ボリュームもあります。また、青梅の割烹料理屋の師匠から教わった天重のたれは、開店当初からつぎ足しながら使い続けており、濃厚で風味高い味わいがてんぷらとご飯を引き立てます。他のメニューのお勧めは焼き鳥で、手間がかかっても、自分で串打ちから行い提供しているのでぜひ食べていただきたいとのこと。洋幸さんは、「お手頃な価格で、新鮮でおいしい魚料理を味わっていただきたい」とおっしゃっていました。
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