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五日市の文化人|芸術の秋の彫刻家大特集!2人の彫刻家の職人芸

(1) 五日市七福神巡り徳雲院の『寿老人』制作者である“みのむし工房 落合實さん”

現在も五日市高校で「廃材を使った仏像造り」の指導に携わっている落合さん。25歳の時、五日市高校定時制課程の体育教師として赴任になり、渋谷区から五日市へ。見知らぬ土地での生活の中で、淋しさを紛らわすために、風呂の薪で仏像を彫ったのが彫刻家人生の始まりでした。

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☝️「コロナ禍が落ち着いたら、お稽古に見えている方達との合同作品展を開催したい」と抱負を語る落合さん。

その後、父母との別れを通し、貧しいながらも必死に10人の子供達を育ててくれた両親への想いも原動力となった。それぞれにストーリーのある廃材や流木の色と形を生かした作品達。発想力と力強さに感心させられる。

チラシ・書籍_アートボード 1

☝️落合實・著『流木彫仏』 都政新報社。仏像の写真と制作秘話、半生が書かれている。みのむし工房にて販売中。

仏像彫刻ギャラリーみのむし工房
定休日:火曜・土曜・日曜
住 所:〒190-0164 東京都あきる野市五日市8-1
電 話:042-596-3426

(2) 1000体もの仏像が一堂に会するところを見たことがありますか?

小中野に住む、宮田勇二さんの自宅敷地内に、その空間はあります。とても厳かで温もりのある場所です。

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☝️1000体の仏像に囲まれた宮田さん。ほんの一部しかお見せできないのが残念!...

「20年間で1000体」との目標を立て、木喰仏、円空仏などの写真集をみながら、なんと独学で制作したとのこと。一体一体、丹精込めて作成された仏様のお顔は、どれも慈愛に満ちています。

40歳からは高山植物撮影、60歳からは仏像制作に勤しみ、数多くの作品を作り上げた宮田さん。今後の予定は未定とのことだが、これからの20年の活躍が楽しみである。

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☝️仏像の制作に使用した道具。

バックナンバー:五日市まちづくり通信 10月号掲載

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