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〜息を吹き込まれた人形達がつむぐ物語〜 増戸育ち、戸倉在住 創作人形作家・小峰 恵子さん

長年、創作人形作家として活躍されてきた小峰恵子さんは、幼い頃から、粘土や自作の着せ替え人形で遊んだり、昭和30年代に大流行したミルク飲み人形やカール人形、バービー人形の大好きな女の子だった。高校2年生の時、美術の授業で人形制作をする事になり、粘土と布で、当時通っていた高校の制服を着た女子高生を制作。美術の先生がその人形を気に入り、職員室に飾られていたそうだ。

陰陽師

▲ 叔父にあたる書家、故・田野倉萼水(がくすい)氏の書と陰陽師の人形『祈り・コロナ退散』

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▲ 京都で開催される「本屋の人形展」のために制作中の玉藻前(たまものまえ)。伝説にある9本の尻尾を持つ妖狐の化身。

20歳の頃、テレビで見た番組をきっかけに大阪の先生から紙粘土や石粉粘土の人形制作を学んだ。カルチャースクールがブームだったこともあり、23歳の頃から、産経学園で人形制作の講師として多忙な日々を過ごした。

様々な手法を学ぶうちに、顔、手足を磁器で制作し、太いゴムで引っ張り、顔と手足を動かせるようなビスクドールを作るようになった。髪の毛は、すが(絹)糸やモヘヤ、人毛を使用。眼はガラス玉、布で衣服を手作りする。

小峰さんの人形制作の一番の特徴は、物語の登場人物を制作すること。特にシェイクスピアの作品の登場人物は多数あり、戯曲「夏の夜の夢」の妖精ティターニアとパックは10年間毎年新作を作っている。

ミス・ポター

▲ 埼玉県こども動物自然公園内、ビアトリクス・ポター資料館に展示されている「ミス・ポター」と小峰恵子さん

全国ミュージシャン人形展グランプリ、サンタフェドールフェスタ(アメリカ)金賞、ネオジャポニスムフェスタ(フランス)のミディ・ピレネ協会会長賞、モスクワ世界人形展(ロシア)銀賞受賞。国内のみにとどまらず、オランダ、スペイン、イギリス等、海外でも多数出展。

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▲「PHENOMENA小峰恵子創作人形作品集」2,750円(税込)(株)New York Artより出版。戸倉しろやまテラスにて特別価格2,000円で発売中!!

現在、戸倉しろやまテラス三階、第一展示室にて「書と創作人形展」を開催中。義父の故・小峰善一氏の書と共に鑑賞できる。

■ 今後の展示会予定
『夢と逸話の人形展』
戸倉しろやまテラス3階第一展示室
3月1日〜5月31日(火曜定休日)

『ネオジャポニズム手工芸展』
有楽町東京交通会館B1エメラルドルーム
4月25日〜30日

『小峰恵子と村田英子2人展〜宿命の烈女〜』
渋谷zaroff
5月22日〜31日(水曜定休日)

『本屋の人形展』
京都河原町大垣書店ギャラリー
10月29日〜11月4日

■ お問い合わせ
小峰 恵子創作人形教室「クラフトPuPe」
[電話・Fax]042-596-3326
教室は自宅アトリエ(戸倉)、または吉澤園・綜藝舎(秋川)で開催。

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