お店探訪♪先代の味を守り、地元に愛されるラーメン店『増戸 大勝軒』のご紹介
ラーメン好きでなくても『大勝軒』というお店の名前は聞いたことがあるだろう。『大勝軒』は大きく分けて3つの源流があり、『増戸 大勝軒』は、1955年に杉並区・永福町駅前で創業した『永福町 大勝軒』の流れを汲む。増戸店は、暖簾分けした幾つかの店舗の中で唯一の直系店だ。
昭和61年に創業し、地元の方をはじめ、多くの方に愛されてきた『増戸 大勝軒』。先代の大将がお店を辞めると聞き、後継の名乗りを上げたのが、飲食店を経営する工藤剛志さんだ。地元あきる野で育ち、子供のころから慣れ親しんでいた味を何とかして守りたいとの想いで、先代の元で修行を積み、昨年5月で一旦閉店となった増戸 大勝軒を見事7月に復活させた。
『永福町 大勝軒』の流れを汲むラーメンは、原材料にこだわり、すべて産地直送。チャーシュー、メンマなどの具はすべて手作りだ。自慢のスープは煮干しダシ。上質のラードを使用し、最後までアツアツのスープが飲めるように工夫されている。麺は中太のちぢれ麺で、なんと二玉分というボリューム(小食の方は、少な目も選択できるのでご安心を)。この味に惚れ込んで、営業日には必ず来店するほどのコアなファンが多いのがこのお店の特徴。癖になるおいしさなのだ。
以前からのお客様の、「味が変わらなくてほっとした。」との感想通り、創業当時の材料、手順を守り、先代の味を『継承』している。お客様に愛されるお店を目指している『増戸 大勝軒』は、今日も行列が続いている。