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自治体等FM連絡会富山大会


「FM」ってラジオじゃないよ

梅雨明け直後、
オリンピック真っ只中の今、ずっと前から準備してきた
「自治体等FM連絡会富山大会」を、8月1日、2日の二日間に渡って、無事に開催することが出来ました。

幹事市の一つになって、本当は開催県としてもっといろいろやらないといけなかったんだけど、富山市さんに本当にいろいろ助けていただきました。
感謝、感謝です☆

私たちは裏方としてドタバタしておりましたが
せっかく、全国からいろいろな方々が集まってきてくださる中、
個人的にずっともやもやしていた「コンセッション」の仕組みを宮崎市さんにお話しいただいて、とっても!!理解が進みました。

何より「プレイヤーが一番やりやすいようにする」ということが大事である、と。
それが、私たちの仕事なんだ、と。

私たち、やったことないもの、見たことないものに、新しいものには
まず「否定」から入ることが多いのでは。
「そんなことできない」
「やったことない」
「前例がない」

だから、できない。

絶対的にそれは、違う。

だからといって、コピペすればいいわけでもなく、
私たちのまちらしい形に、自分たちで手探りでやっていくしかない。
それを改めて感じたのでした。(いつも言ってることなんだけども)

やっぱり都市圏と地方は違う

一日目は講演会、二日目は参加者同士のグループワークが実施されたわけなのですが、そこで改めて感じたことがあります。

グループワークは
・廃校利活用
・未利用市有地の利活用
・トライアルサウンディング
・指定管理者制度、コンセッション
の4つのテーマで、それぞれのグループ(15人前後)で話をする中、
私は、自分の仕事でもある「廃校利活用」のグループでファシリテーターをやっていました。(幹事市の1つだからね…)

あんまりファシリテーターとかやったことないので、
ついつい日ごろから自分が気になっていることを参加者に聞きまくってしまった中で(笑)
都市部と地方とでは、改めてそもそもの根底が違うことがわかりました。

1.全国的に人口減少が進んでいる日本ですが、
やっぱり都市部では人口流入しているところもあって
何年か先には、そもそも人口が減っていくのが目に見えているのに
「今!足元の学校が足りない」っていう事態があること。

2.廃校になった学校の体育館一つとっても、それが「学校敷地内」にどんと構えているわけではなくて、例えばビルの地下や中間層にあって、空調や耐震、防音などの上層階などへの配慮が必要なこと。
(地方の体育館には、まだまだ空調が整備されていない)

3.都市部と違って、
地方ではそもそも学校があった場所は「市街化調整区域」であって、
老朽化によって「廃校」にした理由もあるから、利活用にするために大きな金額の修繕費がかかること。その費用負担を公と民でどうするのか、やはり利活用のビジョンがないと決めきれないこと。
(ただ、施設が大きくて…)

4.都市部は、一つの事業の予算額からして大きすぎてしまい、
より縦割りな状態になっていること。

などなど。

なんとなくわかっていることもあるのですが、そういうリアルな本音を聞くことが初めてでした。
(特に、体育館がビルの中間層になるなんて!!目からウロコ…)

私が日ごろ見聞きしているセミナーや講演会やスクールの方々は、
もちろんそれぞれに置かれている状況が違う中で
「自分たちができることで、何とかしていかなきゃ!」という方々が多いので、すごく熱量とパワーがあります。
あふれています。

この機会で出会ったような方々、
「(多分一般的な)職員が日ごろ、もやもや感じていること」は、
日常的に「きちんと自分の言葉・文字にする」ことは少ないのではないか、と思いました。

それは、交流会(飲み会w)の時の熱量が、あまりにも違うから(笑)

このままではいけないって分かってる

そのギャップがあるってことは、現状のままじゃダメだって分かってる。
だから、全国から集まって何かヒントを探しに来てる(人が多いはず)。

ただ、飲んだ時の「本音」が、どうして日ごろから言えないんだろう。
秘めてるものがあるなら、「秘めてる」だけじゃダメなんじゃないの?

なんて。
それは、それぞれの環境があるのでしょうけれども。

いろいろと準備は大変なこともありましたが、
突っ走っていくことも、もちろん大事だけど
世間の大方の意見が「今どんな感じなのか」っていうポジションを知る
機会になった気がしています。

知ったけど、それに引っ張られず、
私はマイペースで行きます~♪



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