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【日録】2025.1.2 正月いろいろ

初詣

 近所の神社に初詣へ行く。参拝の列に並ぶあいだに獅子舞がきて、頭を噛まれる。カチカチ。どうやら邪気を食べてくれるらしい。
 娘、ちゃんと鳥居の前でお辞儀。ちいさな柏手の音はぺしぺし。愛くるしい。おみくじを引いたら、私は大吉(!)、娘は末吉。「こころをすなおにし身もちを正しくすればますます運よろしく何事もおもうままになるでしょう 欲をはなれて人のためにつくしなさい」との神のお告げ。
 品行方正、欲望の断捨離、奉仕……うう。

神のお告げ

だるまの目入れ

 無印の福缶に当選したので、購入。新年と同じ金額(2,025円)のギフトカードと全国各地の縁起物が1つ入っている。縁起物はランダムなので選べない。 
 家に帰って開封すると、高崎だるまだった。(蛇が好きなので、個人的には干支の置物がよかった……)

福缶当選

 娘が願掛けをしてだるまの目入れをした。所有すると何にでも名前をつけたがる娘。群馬県にちなんで「ぐんまちゃん」にすると言い出す。かぶってるし、雑すぎる。

喧嘩するほど仲がいい?

 夫が娘を泣かせる。娘、私の影響から夫の喫煙をなじる。「お金で毒を買って体に入れるなんてばかみたい」と娘に言われた夫が気を悪くして「もう放っておいてくれ」と吐き捨てる。
 なんやかんやあって、帰宅後に娘が大泣き。私が夫を責めて、夫が私に反論して、娘が泣く。こないだの映画といい、最近の娘の泣き方はちょっと異常。
 落ち着いて娘と夫が仲直り。夫の諦めたような謝罪に釈然としない私。
 「喧嘩するほど仲がいい」と夫。よその国で起きている戦争について思いをはせる私。争いなんかない方がいいに決まってる。

繊月

 月齢2.3日。私の好きな繊月。
 伊達政宗の兜を思い描く。旗印が太陽、前立てが月。
 明日は三日月と金星が接近して見える。金星の上には土星。
 今年は土星の環の消失期だ。消失っていってるけど、消えてるわけじゃない。私たちから見えなくなるだけのこと。新月だってそう。
 本当はそこにあるのに、気づかないこととか、見ないようにしているものってたくさんある。

PERFECT DAYS

 ようやく観た。
 評判のいい映画を観るのは苦手。どうしたって先入観が入る。
 以下はメモ。役所さんの眼差し。素手でゴミを拾うこと。お礼をいわない親。NOTミニマリスト、NOT丁寧な暮らし。お天道様がみている。ものの扱いが意外に雑。往復書簡的な○×ゲーム。日課のカフェオレ。ヴェルヴェットアンダーグラウンドとローリングストーンズ。言葉って嘘くさい。寡黙は美。音楽は美。スマホやパソコンのない生活。後始末。何を残すか。すむ世界が違う親類。喜怒哀楽の幅。出さないだけの欲。結局、酒とタバコに逃避。影踏み。誰にでも父と母がいて、誰にでも子どもだった頃があるということ。今日も明日も完璧な日々と思えたらいい。「何も変わらないなんて、そんなバカな話はない」空も、木も、夢も、感情も、自分も、他人も、昨日と同じなんてことはない。


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