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江戸っ娘の着物日和 vol.2: 鎌倉

GW、人出の多かった鎌倉へ。
同世代の仲間たちと行ったのですが、24時間365日着物生活をしていると思われていたことが最近判明したので、ここはイメージ通りの着物で♪

最近では、京都をはじめ、浅草・鎌倉など和風建築の残る地域では着物のレンタルが流行ってるので、この日もレンタルしたと思しき若い方が多くおり、ツツジと藤の花と相まって華やかな雰囲気となっていました^^
一方で自前で着ていらした諸先輩方のお着物は落ち着いた柄のものが多く、これはこれで着物好きとしては眼福です!

さて、私の着物はと言いますと、着用2回目の米沢紬!
紬と言えば、結城や大島が有名ですが、普段着として着られるので結構、各地で生産されています。
まだ私もお目にかかれていないもので、幻の紬と言われるものがあります。
石川県の牛首という地域で作られている「牛首紬」です。
生産量が非常に少なく、呉服屋さんでも手にできることは少ないそうです。

閑話休題、米沢紬の特徴は紅花染めです。
紅花染めは草木染の一種で、目的の色が出るまで何度も染める必要があるため、一反染めるのに乾燥した紅花が1トン必要になることもあるという。
着物は高いというイメージがありますが、こういう製造工程の大変さを知るとお値段にも納得してしまいます。

仕上がった着物と1回だけ染めたハンカチ

それから帯ですが、この日はカジュアルなお出かけなので、大叔母から譲ってもらった半幅帯をチョイス。
女性用の着物の帯には大きく分けて袋帯と半幅帯がありますが、袋帯は良くフォーマルな場で身につけられます。よく町でみかけるお太鼓結びなどを結ぶときに使われます。
半幅帯は浴衣を着るときに身に着けることが多いかもしれませんが、普通の着物の時でもカジュアルに着たいときには半幅帯を締めます。
芯がなく、やわらかいのでアレンジがしやすいという利点もあり、個人的にはよく半幅帯を使用しています♪

そして帯結びは道行太鼓です。
太鼓という名前はついていますが、帯をふっくら見せるための帯枕を使わない結び方なので、背中はペタンコです。
人が多いところだとどうしても帯をひっかけられる心配がありますが、ペタンコにしておけば身幅がそのまま着物着用後のサイズになるので、必要以上に気を使う必要がなくなります。
ペタンコの結び方は他にもありますので、家事をするときなんかも一つ知っておくととても便利です。

鶴岡八幡宮の藤と

そして、最後に着物と言えば、うなじの見えるアップの髪形!ですが、江戸っ娘はこの辺、結構その日の気温で自由に変えてます。
さすがに洋服の時のようにすべて下ろしていることはありませんが、真冬はハーフアップにしたり、近所のお出かけであれば、ただのポニーテールだったり。。。
いつの間にか決まりごとの増えた着付けですが、もともと日本人が日常的に着ていたものなので、フォーマルでない限りは自由でいいか、と思ってます^^

というわけで、この日はお団子にしました。
昼間は暑いくらいの天気だったのでお団子で丁度良かったのですが、夕方になるとかなり涼しくなったので、持参したストールを巻いてました。
きれいなうなじは着物姿のアピールポイントと言っても過言ではないと思いますが、やっぱり首回りって寒いときは寒いんですよね~。
なので、寒くなってもしゃんと首を伸ばして歩いている方に遭遇すると、それだけで尊敬してしまいます。

そんなこんなで約2万歩の鎌倉歩きでした。

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