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なんでもない特別な日のこと #01 【また、あの頃のように。】


今思い返せば、言葉を綴るのは昔から好きだったんだと思う。


高校生の頃にホームページが流行り、わたしも部活のメンバーと運営を始めた。
(更新していたのは一人やる気に満ちたわたしだけだったのだけれど・・・笑 )


学生の頃は、なんでもない日常をただただ綴っていた。損得勘定なんてなく、ただただ、食べたご飯だったり、会った友達だったり、悩みや喜びをそのままに綴っていた。


インターネットがスマホを通して個人の間で普及し始めた頃、わたしは生まれて初めてのスマホをゲットした。重量感のある白いiPhone4sは今でも持っている。


ネットがさらに普及して、個人がお金を稼げるようになってから、「発信をするなら、有益なことを発信しよう!」そういう動きが始まったように感じる。


わたしもその波に乗り
ワードプレスでブログを立ち上げ、有益な情報を読者に届けよう!そういうスタンスで発信をしたりしていた。


でも、ネット上にはわたしの書きたいことを、より美しく、読みやすくまとめてくれている方たちがすでにいる。

「わたしが書かなくてもいいじゃん。」

そう思ったわたしは、自身のブログに存在意義をなくし、頑張って立ち上げたブログを閉じてしまった。


昔は、「ただただ友だちに見て欲しいから」「自分が楽しいから」そんなシンプルな理由でやっていたのに、いつしか「読まれるブログを!」「有益な情報を!」その波に呑まれ、「自分」がなくなってしまった。


自分の生活をテーマにブログを運営したかったわたし。いつしか世間の波に呑まれ、気付けば自分の思い描く世界の反対側で漂流していた。


こうして言葉を綴る今も、「この記事には学びがあるのだろうか?」そう考える自分がどこかチラついている。


わたし自身、学びのある記事を読むのが好きだから、有益な情報を発信・求めるスタンスを大切にしたい。


でも、それと同じぐらい。
いや、それよりも「なんでもないような日のことを綴ること」「学びなんて何にもないかもしれないけど、読んでいてただただ温かくなる記事」を大切にしていきたい。



たすく。



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