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アジア日記。

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【東南アジアの旅】タイ、ラオス、マレーシアへと一ヶ月間、気の向くまま、心の向くままに旅をした。今回の旅は自分の中にいる、もうひとりのわたしと対話をすることが多かった。今までした旅…
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#チェンマイ

アジアふぉと。Vol.1 【微笑みの国で切り取った世界たち】

アジア日記、ラオスに突入しちゃったけど。 遅ればせながら、タイの街(バンコク・チェンマイ・パーイ)で切り取った世界たちをここにっ。 わたしの新しい相棒、FUJIFILM XT-3と旅をしました。すごく愛おしい... ・・・ Bangkok - バンコク - ・・・ Chiang Mai - チェンマイ - ・・・ Pai - パーイ- ・・・ Instagramでも旅をお届けしていますっ。

アジア日記#13【ココロとカラダ。それはまるで、かけっこみたいで。】

5月29日。 わたしを乗せた飛行機が滑走路を勢いよく駆け抜ける。 びゅーーーーーーん。 ...。 ふゎ。 陸を離れる瞬間のあの、 頭からつま先までを駆け抜け、全細胞が浮き上がるようなあの感覚。いつになっても苦手だなぁ。 傷付き、くすんだ窓から見えるどこまでと続く緑。 ルアンパバーン(ラオス)行きの飛行機に揺られる。 "今、まさにラオスに向かっているんだ。" 心が体に追いついてない。 遅れてきた心が、急ぎ足の体とくっついて一つになったかと思えば、また土地を

アジア日記#10【わたしの行方は心が知っている。心がわたしの予定表。】

右へ左へと体を揺らされること、3時間。 762個のカーブを経て、チェンマイからパーイへ。 そんなパーイでの滞在は2日間の予定でやってきた。 ヤスミーナもラリッサもこの街が大好きのよう。 すごい独特な雰囲気が漂うこの街。 ヒッピーの街って聞いてたけど、本当だった。 個性的な人を多く見かける。 観光客だけでなく、現地人もすごくユニーク。 ヒッピーと聞けば想像する、あれ。 そう、ドレッドヘアーのそれ。 街を裸足で歩く人も。 (まぁそれは観光客なん

アジア日記#09【わたしにぴったりはまるパズルのピースを探して。】

東南アジアの旅、三都市目。タイ北部にある街、パーイ。 したかった旅をしている。 新しいお友達もできた。 バイクにも乗った。 ハイキングもした。 旅を楽しんでいる。 ただ、ふとした瞬間に "自分が今ここにいる感覚"がなくなる。 「わたしの半分はどこか違うところにいるんじゃないか?」そう感じる。 そんなわたしの半分は沖縄にいるのだろうか。チェンマイの街に置いてきたのだろうか。それとも、どこか違う国にいるのだろうか。 なんだろう、埋めることのできない、埋

アジア日記#08 【偶然なんて、きっとこの世にはなくて、全て必然なんだと思う。】

チェンマイ3日目。旅にも徐々に慣れてきた。 お友達もできて、やっと旅らしくなってきた。 「バンコクで会ったお友達が今日チェンマイに来るよ!すごくいい子!」 ヤスミーナがそう言っていたのを思い出した。 朝はゲストハウスで写真を編集したり、読書をしたりと、共有スペースでゆったりと過ごしていた。広いスペースを独り占め。 そこに入って来た、女の子。 クルクルとした赤毛の髪に、クリンとした目。 ”ヨーロッパ人かなぁ”ふと、そう思った。 「Hi :)」とだけ、お互いに挨拶を交

アジア日記#07【これを"奇跡"以外の何と呼ぼうか。この世界で出会う一人ひとりは、きっと、巡り合わせ。】

チェンマイ2日目。 外に出てご飯を食べるの面倒くさいから、ゲストハウスで食べよっ。 「お腹すいなたぁ〜」と、共有スペースの席につく。 メニューを見ていると、隣の席でご飯を食べてる男性が。 彼に何を食べてるのか聞くと、「カオソーイ」と言う。 カオソーイはタイ北部で広く食べられている麺料理。 (カレーのスープ(辛い)に麺が入っていて、その上にカリカリのあれが乗ってるやつ。日本のカレーうどんに近いかも。) 彼の勧めもあり、カオソーイにすることにした。

アジア日記#06【ひとりじゃ食べきれない程のご飯が運んできてくれた友情】

チェンマイの宿に着いた。 この宿に泊まるのは2回目。 「久しぶりだね!」 そうやって声をかけてくれる人たち。 1年前に出会ったゲストハウスで働くみんながまだそこにいた。 お腹を空かせたわたしは、チェックインをそそくさ済ませ、街へ出る支度をする。 1年前にこの街を訪れた時に1度だけ訪れた、小さなタイ料理のお店がふと頭に浮かんだ。 またあの店に行こうと思い、ゲストハウスのお兄さんにそのお店までの行き方を訪ねる。 「あの店はもう閉めちゃったみたい。これか