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物欲をコントロールしたいから|まずは可視化し客観的に見るための欲しいものリスト|足るを知るへの道

足を知る、つまり現在の自分の状況や、持ち物、環境に満足することは、老子の時代からある概念だ。きっと、人間の欲というものはその時代からとめどなく溢れてくるものだったのだろう。

21世紀の東京で一人暮らしする私も、物欲と理性とがせめぎ合っている。

世界は素敵なもので溢れているのだ。そして、素敵な自分になりたい欲が、とめどなく内側から溢れてくるのだ。

街を歩けば素敵なお店があり、ショーウインドがあり、物欲を刺激される。家にいたとて、ECサイトや広告が物欲を刺激してくる。セールの告知なんて刺激度MAXだ。

茫漠と物欲に遊ばれる生活をしていた私だが、ある日気づいた。物欲が尽きることはないのだから、コントロールする必要があるのだと。

だから、数ヶ月服を物わないキャンペーンをやってみたりしたのだが、このキャンペーンは非常に抽象的なものだ。なぜなら、消耗品は買う必要があり、物を買わないなんていうざっくりした指標は、意味をなさなかったのだ。それは私もわかっていた。

そこで、私が考えたのが「欲しいものリスト」を作ることだ。

消耗品以外で構成された「欲しいものリスト」に従って、買い物をしていく。服なり、靴なり、花瓶なり、消耗品以外で心躍る品を見つけたら、リストに書いていき、目標を達成した時などにご褒美としてそのリストの中の物を1つ買う。

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ご褒美として買う、なんてまた抽象的な指標ではあるのだが、その辺りは柔軟に調整していくとする。他者に影響しない個人的なルールなのだから、流動していけばよいのだ。

この「欲しいものリスト制」において重要なのが、欲しいものをリストに羅列することで、物欲や欲しいものを可視化すること。

なんとなくずっと欲しいと思っていたから買う、頭の中でどういうふうに使うかその場で考えて買う、などの消費行動は、物欲をいまいち客観視できていない気がするのだ。

だから、まず欲しいものをまとめてみる。そうすることで、暴走した物欲や、一時的な嗜好による消費行動をストップできる気がするのだ。その上で「足るを知る」ことにつながったら嬉しい。






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