赤いリップへのあこがれと、自意識の壁
小さい時から赤いリップは大人の女性の、魅力的な女性の象徴だった。大人になったら赤いリップをつけてやろうとずっと思っていた。
そして、現在。24歳社会人2年目の私。まず大人と言って問題ないだろう。
大人になった私だが、赤いリップはつけていない。つけて出かけたことがない。それはなぜか。
赤いリップって、難しいのだ。
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赤いリップを難している要因、そして小さい時に私が知らなかったことは、大まかに3つにわけることができる。
①赤いリップといっても、色やテクスチャーに様々な種類がある
②似合うリップは、髪型やメイク、ファッションによって変わってくる。
③メイクから(顔から)浮きやすい
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インスピレーションで買ったリップをぽいぽいっと塗って、かっこよくきまるほど、赤リップは簡単ではないのだ。
そして私は、全く赤リップを攻略できていない。自分に似合う赤リップの色見も、テクスチャーも、赤リップに似合うメイクも分かっていない。十分な研究も調査もしていない。赤リップをきれいにまとうなんて、今のところ夢のまた夢だ。
私が赤いリップをつけると、七五三の雰囲気をまとってしまう。赤いリップを塗った子ども感が出てしまう。そしてこの子ども感はきっと、似合っていないこと、リップだけが浮いていることが原因だ。
なぜ浮くのか。それは、自分の顔のパーツやつくり、目の色や眉毛、髪の色に合っていないから。(それから、塗り方が不自然だから)多分原因は他にもあるのだろうけれど、私が思うメインの理由は、顔にリップが合っていないから。
顔に合うリップを選ぶためには、まず、自分の顔をしっかり観察しなくてはいけないのだ。顔の特徴を知る必要があるのだが、観察不足でそれができていない。
そして、その自分の顔の観察が不十分である原因は、自分の顔を見ることが好きではないからだ。自分の顔があまり好きではない私にとって、鏡を覗き込んで、あるいは写真を見て、自分の顔を分析することは不得手なこと。
あまり自分の顔を見たくない、自分の顔を気に入っていないけれど、赤いリップを美しくつけたいという気持ちはある。
なので、赤いリップを美しくまとうために、顔を観察しよう。苦手なことを、自分の顔へのコンプレックスを克服した先にある赤いリップはさぞかしかっこいいことだろう。
日々鏡を覗き込もう。