Google Apps Script (GAS) 学習ロードマップ - 初心者から脱却し、業務効率を格段に向上させる方法
最近では、Office製品だけでなく、Google Workspaceについても多くの企業にて使われており、その中でもスプレッドシートは最もよく使うツールではないでしょうか。
Google Apps Script (GAS) は、スプレッドシートをはじめとする Google Workspace の機能を拡張し、業務効率を格段に向上させる強力なツールです。
しかし、GAS の奥深さに「何を学習すれば良いかわからない…」「どこから手をつければいいか分からない…」と感じる方も多いのが現状です。
そこで今回は、GAS を効率的に学習し、使いこなせるようになるためのロードマップをXMindで作成しました。
視覚的に学習内容を整理することで、迷うことなくステップアップしていけるはずです。
下記のリンクよりロードマップを参照していただくと、詳しく確認することができます。
学習のポイント
目標を明確にする：何を自動化したいか、どのような作業を効率化したいかを具体的にしましょう。
小さなことから始める：最初は簡単なスクリプトから始め、徐々にステップアップしていきましょう。
実践的な課題に取り組む：実際に業務で役立つような課題を見つけて、GASで解決してみましょう。
分からないことは調べる：GASの書籍やWebサイトを参考にしたり、詳しい人に質問したりして、疑問を解消しましょう。
継続する：プログラミング学習は継続が重要です。毎日少しずつでも良いので、諦めずに学習を続けましょう。
GAS学習ロードマップ - 各段階の詳細
ロードマップ詳細
作成したロードマップは、GASの学習を以下の5つの段階に分けています。
また各段階に学習の優先順位をつけています。
学習の優先順位
高: 業務効率化に直結する基礎的な知識・スキル
中: 業務効率化に役立つ応用的な知識・スキル
低: より高度な処理を実現するための知識・スキル
1. Google Workspace の基礎知識を習得
Google Workspace とは何か？
Google Workspace の概要、できること
Google Workspace のメリット、デメリット
Google Workspace の主な機能紹介
基本操作
Google Workspace アプリケーション (スプレッドシート、ドキュメント、スライド、フォームなど) の基本操作
ファイル管理 (Google ドライブ)
共有と共同編集
2. GAS の基礎知識を習得
GAS とは何か？
GAS の概要、できること
GAS のメリット、デメリット
GAS でできること、メリット
Google Workspace アプリケーションの自動化
Web アプリケーションの作成
外部サービスとの連携
業務効率化、生産性向上
スクリプトエディター
スクリプトエディターの起動、画面構成
コードの記述、実行、デバッグ
3. GAS 基礎文法の学習
getRange & getValue
getRange() によるセル範囲の指定
getValue() によるセル値の取得
データ型
数値型、文字列型、真偽値型
日付型、配列、オブジェクト
四則演算
算術演算子 (+, -, *, /)
演算の優先順位
繰り返し処理
for 文
while 文
条件分岐
if 文
switch 文
関数、引数
関数の定義、呼び出し
引数の種類、渡し方
オブジェクト、プロパティ、メソッド
オブジェクトとは
プロパティとは
メソッドとは
イベント
イベントの種類 (onOpen, onEdit など)
イベントハンドラーの作成
4. GAS を使って簡単な自動化
スクリプトの記録と実行
スクリプトの作成、保存
スクリプトの実行方法
セルに文字を入力
setValue() によるセルへの値の設定
別のシートにコピー
copyTo() によるシートのコピー
計算式
setFormula() による数式の入力
セルに色をつける
setBackgroundColor() による背景色の設定
印刷
print() による印刷
スプレッドシートを開く・保存・閉じる
スプレッドシート操作
5. GAS の応用
スプレッドシートを安全に扱う
エラー処理 (try-catch 文)
シートの存在チェック
クラス
クラスの定義、インスタンス化
プロパティ、メソッド
ファイル操作
DriveApp による Google ドライブ操作
Google Workspace の機能を使い倒す
ドキュメント操作
Gmail 操作
カレンダー操作
ユーザーインターフェースを作成
HTML サービス
カスタムメニュー、ダイアログ