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特別なことは、大体特別じゃないという話
この間、映画「ひとよ」を見た(2回目)。
白石監督作品は、やっぱ好き。
「ひとよ」の名台詞と言えば、作品のクライマックスにお母さんが言う「ただの夜ですよ」だと思う。
この家族にとっては、人生を変えられた忘れられない夜かもしれない、でも、赤の他人からしてみたら、ただの夜なんですよ。ご飯ですよ。
自分にとって、特別なことのほとんどは、他人にとっては、どうでもいいこと。自分を特別だと思いたい気持ちもわかるが、大体の人がまじ「ただの人」なんです。
自分の人生なんだから、自分を特別扱いしてもいいでしょという意見もあるかもしれないが、まじで他人からしてみたら、「ただの人」なんだよなぁと、自分の人生を少し客観視できる映画だと思う。少なくとも私はそういう捉え方をした。
舞台が港町だったので、釧路時代を思い出したよ。
田舎。
サントラを担当した大間々昂さんは、まだ32?とかの若手だとか。すごいなぁ。やっぱ「ただの人」ではない人もいた。