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《 ババンギダ症候群 》

皆さん、GMしてますか。
話題のアプリ「Clubhouse」に参加してみて、最初と最後の言葉を濁点しばりにしたマニアックしりとりばかりしていたら、誰からも相手にされなくなりました。
そんな僕が、【WEB名刺】サービスを開始しました。
1月25日付の毎日新聞にも当該サービスをピックアップ掲載していただきましたが、今年はこの【WEB名刺】と【IT参謀】というサービスの2本立てで、グッドマネジメントしていきます。

さて、本題の濁点しりとりの方へ戻ります。

濁点しりとりを最初は8人でしていましたが、1人抜け、2人抜けして、最終的に参加者は僕1人となり、僕の自問自答を誰かが聞いているという壮絶な状況となりました。

そして、その回の締めの言葉は『ババンギダ』でした。

ウイニングイレブンというサッカーゲームで、マスターリーグをしていた人なら誰しも馴染みのある言葉ではないでしょうか。言葉というか選手ですが。めちゃくちゃ足が速いのに、安価で獲得ができる選手なので、ゲーム初期において最も多用された選手だと断言できます。ババンギダの世話になった人は圧倒的な数に上ることでしょう。これ、グッドマネジメントの始まりです。

グッドマネジメントの根底にあるのは、「便利であり、顧客の経営規模にあったお手軽なツール」をしっかりと選択して、導入していくことです。

なので、最初は『Google Workspace』や『Chatwork』がババンギダのような感じです。ここまでは大体の顧客が同じですが、初歩はとても大事です。将棋でもなんでも初手を間違えると、それが後々にまで響いてきます。ベーシックな部分ができあがると、どんどん枝葉を伸ばしていくことができます。選手生命も考えず、ババンギダを火の車のようにフル活用して勝ち上がっていき、獲得した資金でシェフチェンコなどを加入させて、そこからはプレイヤー独自の視点でのチーム運営をしていきます。ババンギダを種として、育っていく感覚です。

そんな、功労者であるババンギダ選手の顔を僕は知りません。実際にプレーしている映像も見たことがありません。

ここにババンギダの孤独があります。僕はこれを『ババンギダ症候群』と名付けました。つまり、身を粉にして走るだけ走らされたのに、そもそも当該プレイヤーからすると、最終的な目的地としてババンギダは頭数に入っていないという皮肉。そのことに気づいてしまい、虚無的になってしまう症状です。

皆さん、ババンギダ症候群になっていませんか。

ババンギダ症候群を発症する人の多くは、会社のことを俯瞰的に見ることができていません。言われたことをそのままやる、もちろんそれは重要なことですが、それだけでは、いつまでたってもプレイヤーの見地に立つことができずに、走り回らされるだけです。疲れます。ほんの一瞬でもババンギダがプレイヤー視点に立つことができたなら、今後の自分のあり方、「魅せ方」について深く考えるはずです。
生き残るためには、皆と同じ流れに乗っていては難しいのは当然ですが、このババンギダ症候群の怖いところは、皆より秀でたスキルがあったとしても、生き残っていくことが難しいという根本問題を含んでいます。

あらかじめ断っておきますが、実際のババンギダ選手についての症候群ではありません、あくまでこれはゲームの世界から僕が学びとったことです。

ババンギダ症候群にならないため、自分がプレイヤー側に対して流れを作らなければいけません。それは、意識の流れです。それが実現できなければ、自分の選択肢も環境もどんどん尻すぼみになっていくばかりです。

コロナ禍ですが、テレビばかりをボーっと見て、その内容を鵜呑みにしていると、何もない時間だけが過ぎていきます。「何もない時間など、無い」という人もいますが、それは個人の意見であって、社会的な要求を満たす意見ではありません。

ババンギダのように走って走って、走り回らされて、最終的には「ただ、走り回らされるがために、走り回らされたのだ」で終わってしまいます。

― なぜ、自分は今、必要とされているのか ―

そこについて一度、考えてみるのは良いことです。誰かに問うても良いでしょう。

雇用主でもクライアントでも構いませんが、「よく働いてくれるから」という理由が最初にヘラヘラと出てきたら、真剣に考えるタイミングです。

仕事の仕方に工夫が必要です。誰だって自分の人生においては、自分自身が主役です。主役ならば主役級の扱いと行動をしましょう。もったいない。

また、会おう。

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