何をしてもうまくいかない日
何をしてもうまくいかない日がある。
30年以上生きていると、こんな日があることがわかります。バイオリズムとでも言うのでしょうか。
20代のうちは、その気配に気付きながらも、なんとかもがいてやり切ろうとしました。
でも30代になると、そんな日は無理をせず、別の日にまわすような柔軟性が身に付きました。うまくいかない日に苦労してやるよりも、日を改めて取り組んだ方がスムーズに進むことを知っているからです。
「今日はうまくいかない日だな」と事前に気付ければ良いのですが、いろいろとやり終えた後に「今日はうまくいかない日だった」と気付くことがあります。最近それが続いているのです。
つまり、40代に近づいてくると、その気配すら感じなくなってしまうのか…
先週から、いろいろなことがうまくいかず、面倒な準備やらをすべて終えてから、それがまったく必要のないことだったとわかったり、雨の中、真面目に出かけて行ったら、わざわざ足を運ぶ必要のないことだったり…。ちゃんと調べた上でやったにもかかわらずです。
振り返ってみると、いずれも共通点は、「頑張ったこと」。
「頑張る」という言葉には、少し「無理をする」という意味が含まれている気がします。
好きなことをするときは、「頑張る」よりも「楽しむ」という言い方をすることの方が多かったりします。
頑張ってやらなければならないことは、もしかしたらその時の自分にとって必要ないことかもしれないと、最近思うのです。
つまり、必要なことは頑張らなくてもできる(進む)ようになっていて、頑張ることが必要な場合は、そもそもやらなくてもいいことだというサインではないかと。
これは別にスピリチュアル的な話をしたいわけでもなく、ただ単に「頑張ること」が大変になってきたからだと思います。若い頃のような体力もないし、ましてや気力だけで乗り切れることもなくなってきたみたいです。
人間、そんなに頑張らなくても良いのではないか。そう思うのです。
都合の良い考えをして、自分を甘やかしているだけでは?…とも思うのですが、いつまでも若い頃と同じ生き方をする必要はないですよね。
抵抗するよりも、流れに身を任す方を選んでみよう。
雨の日、なんだか疲れている時、せっかく取った有休だから、何かしなければと考えず、家でゴロゴロしていればいいじゃないか。
うまくいかない日、頑張れない日、そんな日もさらりと受け止めて、無理をしない自分になりたいです。