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東海道道標インタビュー
今回は東海道道標についてのインタビューを熱田区歴史資料室ボランティア代表、熱田史跡ガイドの会代表の周防有彦さんにお聞きしました。
学生)
本日はお忙しい中お時間をいただきありがとうございます。早速ですが、11月1日からスタートする「熱田歴史探訪」のデジタルスタンプラリーのスタンプポイントの一つとして東海道道標が設定されています。今回は熱田区役所からの紹介で東海道道標についてのお話を周防さんにお伺いさせていただきます。
学生)
まず、東海道道標とはどういった場所か教えてください。
周防さん)
東海道というのはいわゆる江戸から京都まで行くときの道になっているのですが、そこの突き当りに道標があることで、人々は道標を頼りにして行き先まで移動をしていました。
学生)
なるほど。当時の人々にとって道標は重要な道しるべになっていたということですね。
道標に東西南北の字とその下に文字が彫られていますが、どこへの行き先を示しているものなのでしょうか?
周防さん)
東に行くと東海道を江戸へ向かい、西に行くと『東 江戸かいとう 北 なこやきそ道』と彫られていて、南に行くと伊勢へ向かう東海道唯一の回路である「七里の渡し」を示し、北に行くと「熱田神宮」といったように行き先を案内する文字が彫られていました。
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学生)
道標のある場所は昔も今と変わらずあの場所にあるのですか?
周防さん)
火災や戦災などの影響で4回ほど場所を移動して設置されていましたが、最終的には最初にあった場所に戻ってきたという形になっていて、数センチの誤差はありますが、今も昔と変わらず同じ場所にあります。
学生)
道標自体はどれほどの長さなのでしょうか?
周防さん)
地上に見えている長さはほんの一部で、実際は地上に見えている長さの半分以上の長さが地中に埋まっています。
学生)
本日は貴重なお話をありがとうございました。
周防さん)
ありがとうございました。
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