真剣なギター練習が始まる
強烈に好きな音楽が出てくると、ギター練習にも熱が入る。
ここからが本当のスタートだ。
ビデオをレンタルしてヨシダ楽器でスコアを立ち読み
練習すると言っても、どう弾いたらいいのやら。
完全な素人なので手も足も出ない。
それならばと、ビデオを借りに香椎の積文館へ向かう。
ちょうどいいことに、Nightrangerのライブビデオがあった。
速攻でレンタルして研究材料に。
この段階では「耳コピーって何?」って状態なので、目コピーだ。
とにかく体の動きと指の動きを真似た。
めちゃくちゃでもいいから、とにかくそれっぽく弾く。
するとどうだろう…徐々に速さに慣れてきて、なんとなく形になってきた。
この時点でまだギターを始めて3ヶ月程度。
ちょっと奇跡的だ。
目コピーに限界がでてきたら、次はタブ譜を見ることだ。
香椎にはヨシダ楽器という強い味方があった。
少しずつ立ち読みしてタブ譜を頭に入れていく。
購入するような財力はないので申し訳ないが、終始立ち読みだ。
高校時代はとにかくヨシダ楽器にはお世話になった。
早速ギターに不満が出てくる
ハードロックはある意味テクニック至上主義。
スピードとメロディを巧みなテクニックで表現していく音楽だ。
それを表現するためには、ハードロック向きのサウンドを出せるギターを使うことも大切だ。
バキバキに先が尖った変形ギターが必要…という訳ではない。
それは見た目だけで意味なし。
ハードな音作りをするためのハムバッカータイプのピックアップ、ハイトーンもカバーする22フレット以上のネック、大胆なアームダウンを実現するフロイドローズのロック式トレモロユニットなど。
私が持っているヤマハのストラトもどきはというと、シングルピックアップ、21フレット、通常のトレモロユニットと、全く条件を満たしていない。
ハードロックをやるには向いていないのだ。
三段スタックのマーシャルアンプでも持っていればどうにでもできるのだが、団地住まいのうちではそんなもの不可能。
そもそも金がない。
そこは工夫するしかない。
ピックアップの弱さはエフェクター2台でカバー、21フレットはチョーキングの技を極めることでカバー、トレモロユニットはわずかにフローティングさせてアップもダウンもできるように調整した。
エフェクターは激安メーカーのオーバードライブでノイズがひどかったが、それでも無いよりはマシだ。
強引にフローティングさせたトレモロユニットは、弦高が高くなる弊害も。
かなり無茶をしていた。
ギターをやっていないとイメージできないだろうが、いい例えも思いつかないので、なんとかイメージしてほしい。
ギター始めて3ヶ月程度でやることではないことは確かだ。
多分ヤングギターなんかを読んで、色々とセッティング方法を調べたのだろう。
続く…