「よろずや教室」に続く階段
来る7/9~11新潟の美容室SUMMIT 2階フリースペースにて開かれる「ふふふのZINE」に出品する連作短編小説につきまして。
来週の「ふふふ」さんと来月岩手で開かれる委託イベントに出品いたしますのは、
二番目に新しい作品である「階段の先には」です。
この度の出品を機に、改めて読み返してみました。
この物語は私の体験と創作を織り交ぜて書いたのですが、読み返してみましたら、どこまでが実際に起きたことで、どこからが創作なのか…境界があやふやになっていました。
特に「よろずや教室」に向かう階段は、記憶の中に確かにあったはずだけれども、私が勝手に作り上げた階段のような気もしてきて、自信がなくなりました。
私自身は学校にあまりいい思い出がなくて気がすすまなかったのですが、どうにも気になって、通っていた学校のサイトに手がかりがないかな~とちょっと覗いてみることにしました。
手がかりなんてある訳ないと思っていたのですが、校内の様子が画像で見られるようになっていました…!
見覚えのある廊下をスクロールして進んでいきます。待合室の向かいに事務所。その横に…ありました!
ぱっくりと口を開けて、下りの階段が。あの階段、やっぱりあったんだ…!
私の記憶は間違っていませんでした。
スクロールして進めたのはそこまで。
あの階段の先にあったものまでは確認できませんでした。
連作短編小説「階段の先には」。ぜひ手に取ってお楽しみください。
◆連作短編小説「階段の先には」
さまざまな階段の先にふと現れるささやかな不思議にまつわる物語集。
◇もくじ
プロローグ
三年三組
ミンク工場
転校先の灯油室
喫茶店・超特急
よろずや教室
ガウディ先生
隠れ家カフェ
エピローグ
◇文庫判800円
◆ふふふのZINE
◇2022年7月9日(土)~ 11日(月)
◇美容室SUMMIT 2階フリースペース(新潟市西区内野町429-2/JR内野駅南口から徒歩2分)
◇入場無料
※通販あります。