イベントで展示した自作教材①
LaQで漢字を作ろう
渋谷でのイベントで,自作教材を紹介させていただく機会に恵まれました。
いくつか展示する中で,ご質問が多かったのが,LaQで作った漢字やアルファベット,イオンモデルでした。
10年位前,漢字を覚えるのが苦手な生徒と一緒に始めたLaQで漢字を作ろうです。書くことが苦手で何度かいても漢字が覚えられないと言っていた生徒に書くこと以外に漢字の構成(つくり)を覚えさせる方法はないかと考えたのが始まりでした。
通級指導に来る生徒の中には「こだわり」の強いタイプの子もいますが,この漢字作成には,その「こだわり」がいい具合で漢字の定着に結びつきました。はねやはらいをどうLaQで再現するか,線と線の間隔はこのくらい,各構成要素の大きさのバランスが…とまあこだわって作っていきます。いくつかすでに作ってある部品(偏や旁)を組み合わせて漢字を作っていくのもパズルクイズのようで,出来上がったときにはうれしそう。中には,その日の学習感想シートに,作った漢字を使って文章を書いた子もいました。もちろん正しく漢字を書いて。同じように,アルファベットも作りました。
次に思いついたのは,電離のモデル化です。分解する・壊すことが大好きな人には,出来上がっている物質を陽イオンと陰イオンにパチンと分けていくことが楽しいようです。
LaQの開発をした方はこんな使い方を想定していたかどうかはわかりませんが,生徒たちは遊んでいる感覚でしっかり学んでいます。
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