
青梅で藍染め体験
今日は青梅へ大人の遠足に行ってきました。目的は壺草苑さんでのストールの藍染め(板締め)体験。
最近CMの浴衣姿に使われることが多いのですが、板締めとは絞りの技法の一つです。布を蛇腹にたたんで(注:蛇腹のことが多い)◀の板でたたんだ布を上下で挟み、さらに板でその◀の板がズレないようにタコ糸のような紐で固定します。板で挟んだ部分は染まらず、白く残るという訳です。畳み方と、板の挟み方で模様は無限。また意図してもしきれない部分もあり、そこが面白いところです。畳む巾、板の形、どこに板を置くかで変わるので体験者も一応悩みます。ま、悩んでもわからないので「ざっ」とやってしまいましたけど。
写真は私のではありませんが、わかりやすいので。
こんな感じで布を畳み、木型を置いていきます。
この方は割り箸で木型を押さえています。割り箸だと輪ゴムで留められるので、一人でも作業できます。板で押さえようと思うと二人でないとできません。
これが私のです。板を糸でグルグルしてます。布の畳み方も違いますね。さて続き。
締め終わりました。ではいよいよ染めです。
ここからは、写真を撮れないので、文章で。
藍瓶に締めた布を入れて、浮いてこないように押さえながら畳んだ布を広げるようにします。板で挟んだ付近は広げられないので、モミモミしします。なぜかというと、布のかさなった内側は染まりにくいので、なるべく染料が行き渡るようにするためです。モミモミし終えたら、持ち上げ染料を軽く絞り空気に触れさせます(酸化)。空気に触れることで藍に発色します。なるべく一枚一枚畳んだ布をめくるようにします。で、また藍瓶に浸ける。これが1セット。
これを5セットくらい繰り返します。濃度差を出したいならこのタイミングで締めた板なり割り箸を外します。さらに濃くしたいので、外した後にあと2セット程繰り返します。
この7セットのトレーニングがなかなかキツいのです。まず体勢がツライ。モミモミ出来ない。手袋に藍が侵入する。一番撮りたい作業の写真が撮れない。何回浸けたか不安になる。と数々の試練を乗り越え何とか染まりました。でも私ったら、途中で外してから2セット以上やっちゃってほとんど同じ色になりましたーーー。
全ての木型をはずし水洗いし、脱水してお持ち帰り。
持ち帰ったら、一晩水に浸けておくんですって。だから完成写真は明日です。