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IMAGINE ONEWORLD KIMONO PROJECTの紹介
世界中の国々を等しく「想い」それぞれの国の文化や伝統を「想い」慎みながら最高の技術とデザインで創作する「KIMONO」の数々。
それを一堂に展示・発表・着装することで「世界はひとつ」であることを示す。それが「IMAGINE ONEWORLD KIMONO PROJECT」です。
(http://piow.jp/ より引用)
絲和は、このプロジェクトを2年から2年半ほどかけて応援していきます。
まだどういうものか分かりづらいと思います。私なりに説明を。
このプロジェクトでは、2020年までに196ヶ国分の着物と帯を製作します。
その国を思い、尊重し、歴史、名所、花や動物などを図案に落とし込む。それも一流の職人さんや、工房によって。
そして出来上がった着物は東京・京都・福岡(予定)でエキシビションを開催。エキシビション後は、オークションを行い着物を売却する。その資金をもとに伝統産業のものづくりに従事する雇用の創出、後継者の育成、また伝統文化普及の活動をするための基金を設立。
ということを目指しています。
文章だとこうなるのですが、私はショーを見て、ただただ感動したのです。ちょこっと載せますね。
【南アフリカ共和国】
ノーベル平和賞を受賞したネルソンマンデラ元大統領、デクラーク元大統領。 二人の英雄によって乗り越えてきた人種差別の壁。 南アフリカ共和国が乗り越えてきたその歴史を、奇跡の二週間といわれる 不毛の高山地帯で咲きほこる花に譬え表現しました。(http://piow.jp/ より引用)
【インド】
これは東京都中央区立泰明小学校の4年生の生徒さんたちと、 江戸時代から続く東京友禅の老舗「大羊居」の方とが協力しあって図案を考えたものです。「インドといえば象だよ〜」「タージマハルというのもあるらしいよ」と授業の一環としてインドを調べ、考えたのだそう。ショーにも生徒さんたちが見にいていて、とてもキラキラした目をしてたのが印象的でした。
私もこの着物大〜好き! 許されるならばまといたい。
【イタリア】
教会建築のアーチをモチーフにデザインされています。帯締めと帯揚げを見てください。イタリアンカラーです!
他にもいろいろ進行中だったり、ネットだとあまり更新されていませんが、出来ている国もかなり増えてます。また製作秘話がいいんですよ。
もし関心ありましたら、Facebookをご覧ください。https://www.facebook.com/imagineoneworld/
フィジーの図案ができてきてたり、ベトナムも染め上がっていたり、注目したい着物が沢山あります。
で、いとわとしてはどう応援するか、ですね。いまから説明します。
制作費は全て寄付です。個人は一口1,000円です。既にいとわも寄付していますが、どこに使われるかわからないので、1ヶ国分の製作費(着物100万円+帯50万円+仕立て代・その他備品等=200万円)をチャリティーイベントを通じて集め、自分たちの活動でこの着物になった!という達成感と、目標に突き進む楽しさを味わいたい、と思っています。
一回目は6月にイベントをします。そのフライヤーや打ち合わせを昼間の勤めの他にやっとります。それ用の口座も開設しないと。
皆さんも是非見守ってくださいね。
〜〜〜余談〜〜〜
正直、着物を作ってどうなるの? 世界が一つになれるの?
と思われるかもしれません。以下、私なりの思いを。
各国の着物を作ると何が変わるの?と問われれば、何も変わらないかもしれません。しかし、他国と友好関係を築くには、まずは相手のことを知ることから始まると思います。そのような時にきっとこの着物が役にたつと考えます。着物を眺めれば、こんな文化や歴史があると気づくことができます。また、帯は手織り、着物は手描きのため、大変時間のかかる作業です。手をかけた時間の分だけ、その国を思い敬うことになります。それは作品を見れば伝わるはずです。このプロジェクトを通じ、他国を知ると共に、日本の伝統文化ならびに産業を発信することにも繋がります。
どうか、よろしくお願いします。