天国は何色

十二日になるたびに、元旦那から結婚を申し込まれたことと、友人の訃報を聞いた二〇二一年三月十二日を思い出す。もう三年も前のことなのにどうしても忘れられないのは、この二つが私の死生観を大きく変えた出来事だからだ。

天国は何色をしているかな、と昨日ふと思ったのはそのせいだろう。