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見た目のコンプレックスとの向き合い方
毛深いのがずっとコンプレックスだ。腕や足や背中やうなじに生える毛も多くて太くて濃いし、髪の毛も人より2倍(3倍?)くらいある。そこらの男の人より毛深い。
でも、院生になったくらいからあまり気にしなくなってきて、同室の男子にボウボウの腕毛を見られて「女子なんだから処理しろよ」と引かれるくらいになった。研究に忙しかったことも影響しているとは思うけど、おおもとには、毛深さを引け目に感じなければいけない世間に反発していた。
そんなわけで、今ではほとんど処理してないので、わたしと夏にリアルに会う人は、腕毛やすね毛にぎょっとするかもしれない。前髪の白髪も目立つけど放っておいているし。
そんなわたしでも、やっぱり中高生のときは、2日に1回まんべんなくカミソリを当てたり、髪にストレートパーマをしたりしていた。ツルツルになった腕や足や、さらさらになった髪の毛は、わたしに自信を持たせてくれたし、おかげで生き生きと過ごせた。休みの日に少しお化粧をして友達と出かけて、かわいい服を選んだりしていた。
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自分語りが長くなってしまった。ここから本題。
生まれ持ったものを恥ずかしく思うのってやっぱり嫌だ。自分ではどうしようもないことだし、剃ったり抜いたり、髪形を整えたりするのは、お金も手間もかかるし。そして、大げさかもしれないけど、その行為自体がなんだか自分を否定しているみたいな気がしてしまう。
でも、コンプレックスの場合、腹の底から納得することと、自分の機嫌を良くすることって少し別の話だなぁと思う。
わたしは中高生のあのとき、腑に落ちなさにフタをして、見た目をキレイにしていて良かったなと思う。人間なんて単純だ。今日このときの、鏡に映った自分の見た目とか、友達との会話とか、周りの目線はどうしても大切だ。わたしの中高時代は、そういう小さな楽しさ、機嫌のよさで、ちゃんといい思い出だ。
機嫌の良い日が続いていけば、未来は明るい。今、腕毛がボーボーでも、白髪がすごくても大丈夫なのは、それが大したことじゃないと思えるほど、機嫌のよい時間を過ごして自信を積み重ねてこれたから。
もちろん、やり方は人それぞれで、ずっと毛を生やしたまま我が道を突き進んでもいいし、おばさんになっても見た目に手をかけてキレイにしているのだって素敵だ。
何が言いたいかというと、もし、あなたが何かしらの見た目のコンプレックスを抱えて身動きが取れなくなくなっているなら、自分の機嫌を良くするためだけに、すぐに結果が出るような、単純な対処療法をするのも、全然悪いことじゃないよ、ということ。
追記1/本文では、いかにも今はコンプレックスを克服しきっているみたいに書いたけど、全然そんなことはなく、腕毛とかすね毛をさらすシーンは毎回躊躇している。なるべく服で隠したいし。でも剃ることはない。そんなスタイルでそれなりに満足してる。
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写真は、先日同居人が作ってくれて嬉しかったパングラタン。余ったパンで作る簡単なメニューのようだけど、わたしの実家では出たことない料理で、なおかつめっちゃおいしくて素晴らしかった。
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