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初めてのセルフジェルネイル
私は思いつきで行動することが多い。
直感型と言えば聞こえは良いが、つまり考えなしなだけである。
先月の思いつきは「自分でジェルネイルできるようになろう!」だった。
私のことをよく知る友人(彼女はセルフジェルネイルが得意である)に「UVライト買っちゃった」とLINEしたところ、帰ってきた返事がこれである。
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つまり私はものすごく不器用なのだ。
彼女は火傷やアレルギーの危険性まで私にとくと説明してくれた。ありがたいことである。
これはそんな不器用なミドサー女性がセルフジェルネイルに挑戦した記録である。
これまでの私のネイル経験は、
・たまにマニキュアを塗る(よくはみ出す)
・ジェルネイルは一度はサロンで、一度は件の友人にしてもらったことがある
というネイル初心者といっていいレベルである。
そんな私がなぜジェルネイルを自力でしようと思ったか。
それはひとえに日々のモチベーションを上げたかったからである。
過去のジェルネイル体験から、爪がちゅるちゅるだと気分が上がることはわかっていた。
それでも日常的にジェルネイルをしてこなかったのは、伸びて不格好になってしまったジェルを剥がすのが面倒くさかったからである。
不器用なうえにズボラなのだ。
行き過ぎたズボラ故に用事がなければメイクもしないし、なんなら用事があってもしないことがある。
髪も毎日アイロンを当てるのが面倒くさく、寝癖が直っていればいいやとそのままにしがちだ。
そんな自分がちょっとやばいぞと思ったのは子どもの参観日であった。
周りのお母様方はきれいに身なりを整えている。参観日だけ付け焼き刃でなんとかしようとする私には遠く及ばない美しさだ。
そこで私は思いついたのだ。
毎日目に入る爪がちゅるちゅるならば、もっと見た目に気を遣えるかもしれないと。
そんな私がまず揃えたのは、ohoraのUVライトとネイルシール、リムーバー、トップジェルである。
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なぜohoraにしたかと言われれば、技術がない分有名どころを選んだ方が失敗の可能性が少ないと思ったためだ。
まず付属のプレップパッドなるアルコールティッシュのようなもので手先を拭く。
そこにネイルシールを貼って、余った部分を付属のやすりで切り取る。
UVランプで硬化させる。
ここまでは順調すぎてびっくりした。
きれいにシールが固まって、私の手から「爪に気を遣っている人っぽさ」が漂っている。
しかしまだ満足はできない。
私は爪をちゅるちゅるにしたいのだ。
ちゅるちゅるのためには、トップジェルを塗って硬化させるという工程が必須なのだ。
そこで私はトップジェルを塗り、UVライトをセットした。
すると指先がみるみるうちに熱くなる。
これはおかしいと慌てて手を引き抜いて確認すると、皮膚にはみ出したトップジェルがUVライトを浴びて熱を持ったらしい。
友人があれほど正気なのか気をつけろと言った理由はこれだったのか。
はみ出したところを拭き取ってまたUVライトを当てたところ、今度は爪に水たまりができたような見た目になってしまった。
どうやらUVライトを当てるとジェルが少し縮むらしく、端っこギリギリまできれいに塗れていないと、塗ったところと塗れていないところの境目がくっきりと出てしまうようだ。
これは難しい。
私は何度もジェルを塗り、硬化し、やり直し、火傷しそうになった。
三回か四回硬化させたあと、ようやく納得する出来映えとなった。
諦めたとも言う。
完成形はこちらである。
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ささくれとか小指の先とか中指の付け根とか突っ込みたいところは山ほどあるが、突っ込まないでいただけるとありがたい。
私にはこれ以上のものは今は作れない。
所要時間一時間半。
どっと疲れたが、その後二週間は爪を見ながら楽しく生活することができたので良しとしよう。
以上が私のセルフジェルネイル初挑戦の記録である。
ちなみに二週間して人差し指からネイルがぽろっととれてきたので、すべてリムーバーで剥がした。
爪に負担もかけずにきれいに剥がれたので満足した。
それから三日経ったが、私の爪はまだすっぴんのままである。
理由はお察しの通り、面倒くさいからだ。
とはいえ、このままじゃせっかく買ったUVライトがもったいない。
そのうち「きれいなジェルネイルのやり方」みたいなnoteを投稿したら「上達したね」とほめていただけるとうれしい。
そんな日が来るかはちょっとわからないが。