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「写真を撮る人」を撮る。

 いわゆる撮影スポットには関心がなかったけれど、近所のイチョウ並木を見に行こうとしてふと気づいた。「写真を撮ってる人がたくさんいる場所」はすなわち「写真を撮ってる人の写真を撮るチャンスが多い場所」。しかも、こちらも自然体でスナップ写真が撮れるはず。イチョウを撮るふりしてSnap-shot!撮影者を撃つ(shot)!!
 かくして、一丁拳銃(Lumix GM1)を握りしめ、へっぽこ猟師は出かけました。

まだ紅葉前のイチョウも

 風景ばかり撮る私も、もっと人間が撮りたい。インスタ等で躍動感ある路上スナップや人を正面からとらえた自然なスナップ写真を見ると、本当に感動・尊敬してしまう。どういう風に撮ってるんだろうか?いざ実践となると何だか怖気づいてしまい、せいぜいスタバで勉強する人やくつろぐ人をガラス越しに撮るくらいが精一杯(スタバsnapシリーズ)。あと、味気ない後ろ姿…。私はもっと、動いてるか顔を上げてる人間を撮りたかったのです。

奥様を熱心に撮る。素敵なご夫婦。
電車とイチョウとカメラマン

 この日は曇ってて、急に冷え込んだせいもあってあまり人がいなかったけど満足。カメラが氷のように冷たく、手がかじかんできたので帰ろうとして振り返ると、大きなカメラを携えたお姉さんが目をそらしていました。同類かな?…あのぅ、今そのショットガンでこの着ぶくれ痩せ狸を撃ち(shot)ました?やはり考えることは皆一緒か…。

 写真を撮る時、人は無防備で隙だらけ。その情熱的で真剣な姿、最高の被写体ではないですか。撮る時、こちらも撮られているかも。そんな事を考えているとますますスナップ写真が苦手になってしまいそうです…。

イチョウよりヒメツバキの写真ばかり撮った

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