ゴミを宝に。魔法のタネとゴミの悩ましい関係の巻
雨の季節ですね。アートという魔法にかかると、うっとおしい雨も素敵なアート作品に変身します。itotokiの勤めている絵画造形教室でも、雨をテーマとした課題がいくつかあります。
素材の指定は画用紙でしたが、保育園の絵画制作ではお馴染みの「セロファンをラミネートして作るステンドグラス」を応用して作りました。セロファンの代わりに、食品のパッケージ包装やショップで商品を入れてくれるプラスティック製の袋などをカットして使用しています。例えば、下の画像のようなものです。
カットしてラミネートシートにはさみ、ラミネーターで圧着すると・・・
このようなシートができます。
傘の作品は、傘形にカットして仕上げています。魔法がかかったように素敵な傘になっていますよね。
さて、アートの魔法をかけるためには、普段からタネを仕込んでおくことが大事です。その練習として、プラスティック製のパッケージ包装品を観察してみましょう。
・素材は? プラスチック、PE
・形状は? 袋状、持ち手穴
・用途は? 運ぶ、守る、商品説明、お店の個性
・材質は? 薄い・厚い・硬い・柔らかい
・色やデザインは? 透明、カラフル、イラストやロゴ入り
これらの要素が組み合わさって、パッケージやバッグとして機能するわけですが、素材として使用するには、要素を分解して必要な部分だけに着目します。例えば今回は、「色のあるプラスティック素材」にフォーカス。これがタネとなります。
作例をもうひとつ。
この夏、各地で中止となっている祭りの一つに、福岡県の「博多祇園山笠」があります。疫病退散を祈祷したことが発祥とされる山笠のお祭りが今こそ必要なのですが、今年は仕方がありません。でも、思いだけは届くようにと山笠を作ってみました。
タネがあれば、アートの魔法はどんな時にも使えます。
Itotokiが今、我が家にタネとして蓄えているのは、
包装紙、プラスティック製のバッグ、牛乳パック、トイレットペーパーの芯、箱、段ボール、古着、デザートのカップ、瓶、ペットボトル、広告チラシ、新聞紙、などです。
魔法使いの家、実はゴミ屋敷かもしれません。でも、これこそ明日の宝の種!
窓に貼っても可愛い
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