DAY346 同居離婚という選択。
11月1日、蠍座新月。
今日をわたしの新たな始まりの日に選んだ。
役所に行き、離婚届を提出、受理された。
今日から晴れて独身に戻った。
離婚、というだけで、物騒な捉え方をする人たちが多くいる。わたしたちは別に、嫌いでいがみ合って別れようと離婚したわけではない。お互い自由に生きていくための離婚であり、もっと言うと『家族』としての繋がりを(生活の上で気持ちの上でも)保ったまま生きていく。
同居離婚、というスタイルは、あまり例を見ない。離婚したら離れて暮らすもの、顔も見たくないし、同じ空気も吸いたくない!みたいなイメージが先行するけれど、わたしたちにとって、それはひとつもない。今日も明日も、相変わらず共同生活を送る。
では、何故敢えて離婚を選ぶのか。
婚姻は関係性を縛るものであるけれど、心までは縛ることは不可能だ。でも心を縛りつけるための法として存在しているように思える(わたしには)。
夫婦である、という固定観念が強すぎて、夫婦とはこうあるべき、というものに縛られていた。他者からの目線だけでなく、自分の無意識からも。
心って、何にも縛られてはならないと思う。結婚しているから、歳だから、環境が悪いから、いろんな理由で、ほんとうに好きな人や好きなこと、会いたい人、やりたいこと、諦めてしまったら勿体ない。
結婚していることで、心の中にいる〈いちばん愛すべき人〉を蔑ろにしてきた。その人と結ばれたいから離婚しよう、なんてことではない。ただ、その人を真っ直ぐに愛したいと思った。結婚しているけど、という枕詞を外したかった。
離婚届を提出したあと、心が晴れやかになった。わたしを縛りつけているものが、ほどけていくのを感じた。愛する人に遠慮なく愛を向けられることが嬉しかった。
以前は、愛されたくて、愛されてないことにして、クレクレばかりやっていた。今は、ただ愛せることがしあわせ。わたしも随分と成長したな、と思う。
今日は新月ということで、瀬織津姫を祀る早池峯神社に参拝。月次祭が終わったあとで、神聖な空気が漂う。
瀬織津姫に、わたしのツミケガレを祓っていただくようお願いした。そして白龍社にて更なるパワーアップをお願いした。
神社では面白い出会いもあったのだけれど、それはまた明日にでも。