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旅行てめっちゃ金掛かんね (でもまだ安くなるよね)


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この記事は小餅主催、
「酔った勢いで作った Advent Calendar 2024」
9日目の記事となっています。
https://adventar.org/calendars/10113
今年もあることにさっき気付いて、空いてたのが今日か最終日だけでした。
日和った。
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あがめです。
この1年いかがお過ごしでしたか?
私はめっちゃ飛行機に乗ってました。
1月から数えて12ヶ国。
飛行機は国内も含めると37回乗りました。

私の場合修行してるわけではありません。
LCCばっか乗ってます。
航空会社選べる旅先ばかりじゃないというのが大きいです。
体格的に全くしんどく無いってのもあります。
あとLCCは深夜便が多くて旅程ギチギチにする上で便利。

私の場合、プライオリティパスが福利厚生クレカでタダなので、修行によるラウンジの利点も無いです。
PPはあった方がいい。
貧乏旅行者ほど海外旅行保険とセットだと思って、いいクレカ作っとくと良いです。
n時間ぎゅうぎゅう詰めされる前にシャワー浴びられた方が自分にも周りにもいい。
食費も浮く。

これを見て下さっている皆さんは、旅費を抑える方法を知りたいことと思いますので、私の旅記はまた今度にしてどんどん書いていきます。
体格と体力、気力と諦めによって成されているので、皆も頑張ってね。
(以前とわいちゃん氏が書いてた記事より、よりLCC寄りの内容だよ)
基本海外ですが、航空券や宿などは日本でも同じ方法が使えるので読んでみてね。


タイのネコちゃん

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飛行機編

窓から見える景色にFSC,LCCの差は無い

1.Googleフライト検索を使う
Expedia?安いよね。序盤、中盤、終盤、隙がないと思うよ。
初手からオンライン旅行会社内で調べるのは悪手です。
あくまで旅行社。いつ何席抑えたか、本拠地と日本のレート、強い路線が各々あります。
まずは網羅的に見ましょう。

2.値段の方に休みを合わせる
一番難易度が高いと思います。
でも一番効きます。

3.公式ページも一応見る
旅行社は早期のまとめ買いで安く買って安く売っていますが、公式も一般向けにセールをやったりします。
特にプロモーションコードを入れるタイプのものはGoogleフライト検索にも出ないので比較が必要です。

4.悩むときはキャッシュを消す
LCCは少しでも稼がねばならない業態のため、客を焦らせますし、ちょっと騙してきます。
どの便にしようか迷ってるうちに最安の枠が売り切れた!という経験をお持ちの方、本当に売り切れたと思いますか?
(こいつほっといても買うな……)と思われている場合があります。
ログアウト、キャッシュ削除。
そこには売り切れたはずの最安枠が……

5.片道がセールの時はもう片道を取らない
復路が一番購入される時っていつでしょうか?
往路がセールの時です。
その復路、値段上がってますよ。

6.分割して予約する
往復割引がある会社ばかりではありません。
大半の旅行者は帰ります。
それにつけ込んで小銭を稼ぐのはよくあることです。
また、旅行社から買うと複数の航空会社を乗り継ぐ場合があります。
同社間の乗り継ぎだと大抵まとめて買うのが安くなりますが、他社だと上で述べた通り旅行社の差が出ます。
分割して予約した方が安いかも?

7.3ヶ月前が安いとは限らない
旅行って必ずしも行かなきゃならんわけじゃない場合も多いと思います。
3ヶ月前切っちゃったなと 思ったら、思い切って1ヶ月前くらいまで待ちましょう。
LCCは売れ残りセールとか結構やります。 
仮にやらなくても、その間ほとんど値段変わりません。(最安枠が売り切れるとかは別)
羽田-伊丹 とかは黙って早期予約しましょう。

8.旅先でも値段を調べてみる
第三国だと安かったりします。
旅先の緩い財布で次の旅行先を決定!

9.VPNも通してみる
上に同じです。
たまにどこからアクセスしてるかだけで判断してる所もあるので使えたりします。 

10.LCCが最安とは限らない
中華系が安かったり、直行便がある分燃油サーチャージが掛からなかったり。
LCCに絞るのは良くないです。

11.荷物は7kg
荷物は機内持ち込みです。
液体不可なのでお酒とか買う方は注意。
化粧品程度の少量は持ち込めます。

12.値段で行き先を決める
乾季雨季、イベントや現地の祝日など。
どうしても安くならない時期はあります。
今行かねばならない場所以外は一旦置いといて別の場所探しましょう。
スカイスキャナーの「すべての場所」検索が便利。

13.アプリ版を使う
同じ会社の同じ経路でも、1000円くらい下がることがあります。
agodaやtrip.com、kiwiなど。
中国経由便だと最近はMytripのアプリ版が最安のことが多いです。
Mytrip自体がGoogleでの一括検索にも出ない(?)ので、別途検索。

14.そもそも乗らない
そこ陸路で行けますよね。

この他にも安い遠距離経由便を買って途中で降りるとかありますが、あれ他人に迷惑掛けるのでここでは書きません。

宿編


バンコクで友人と泊まった宿。ゲストハウスは
バー併設の宿からマンションの一室まで様々。
タイだと大麻ディスペンサリー併設がブーム。

1.Googleマップの宿検索を使う
Googleで [ (地名) 宿 ]  と検索すると検索フォームが出てきます。
地図に表示する機能がとても便利です。
値段の上限を決めて表示し、「翌朝のバスがここから出るんだよな」とか「夜はここで飲みたいな」とか考えながら探せます。
見付けたら航空券と同じく、各旅行社のページで予約します。

2.ゲストハウスという選択
部屋ではなくベッドだけが与えられます。
ホテルと比べて非常に安いです。
部屋が無い代わりに共用スペースが用意されており、他の旅行者が集まってたりするので、お土産を交換したり情報を交換したり出来ます。
長期滞在者向けにキッチンがある場合も多いです。
ここで大事なのは"他人と関わることも出来る"というところです。
関わらなくても問題ありません。
思想の強いユースホステルとは違います。
ゲストハウスには個室もあります。
この場合、水周りだけが共用です。
カウチサーフィンというさらに上級者向けのものもありますが、基本的にギブアンドテイクのサービスなこと、一般旅行者には言語面なども厳しいと思います。

3.現地で探す
「最安値はネットに出ない」は昔の話。
現地で宿と無関係な奴に声掛けられてマージン取られたり、交渉してやっとネットとトントンか…… みたいなことになるので、基本はネットで比較しましょう。
とはいえ田舎の方に行くとまだあります。
沈没している元バックパッカーと知り合って、宿を移りましょう。

ちなみに私は職場の関係で海外渡航は届け出が必要なので、今は現地で探すことは基本無いです。
元々県外でも届け出が必要でしたが、去年緩和されました……

あとちょっと違いますが、連休とかに東京行かざるを得ない時に使えるのが国立オリンピック記念青少年総合センター。

生活編

インドの麺。美味い。

1.現地のものを食べる
観光客向けでないローカルのものを食べましょう。
水が心配ですか?あなた歯を磨きましたよね。
ならもう同じですよ……
ちなみに水は衛生もそうですが、水自体の合う合わないもあるので、某中東の貧国の方が日本の水飲んでお腹壊してたりもします。
あと旅行者は基本慣れない生活と移動量で疲れてるので、無関係に体調は崩し易いです。

2.現地で服を買う
往路の荷物の重さで有利です。
特に物価の安い国で、軽工業が盛んな国は服も安いです。
捨てる予定の服を着て行って、現地で交換すれば重量も増えません。
現地の気候に合った服なので、過ごしやすさも上がります。

3.客引きは基本無視 (ただしたまに使う)
少しでも話すとずっと着いてきたりします。 
1人の観光客から1週間の稼ぎが取れたりするので向こうも必死です。
無視が一番。
相手も仕事中なので、使う気もないのに時間割かせるのは良くないです。
ただ、たまに暇で話し掛けてくるだけの面白い人も居るので見極めましょう。
分からないことがある時なんかは客引きも便利です。
交渉は必須。
あと、元々利用する気の時は客引き同士で競わせたりしながら値段を下げましょう。
買い手市場は自分で作れ。

移動編

極東ロシアを走るバスから。
ルーブルは一切無い。クレジットカードも使えない。
健康な身体と旅人に興味津々のロシア人達だけがあった。

1.鉄道を使う
日本だとバスより高いイメージですが、海外だと利便性も快適性も速達性もバスが上の場合が多いです。
路線も本数もかなり少ないため、上手くハマった場合しか使えませんが、最安移動が可能です。
旅情もあります。
インスタントカメラやお菓子を持って乗ると、近くの人と仲良くなれるよ。

2.バスを使う
便利です。
一般的な大型バスもあれば、扉開きっぱなしのぎゅうぎゅう詰めのバス、寝台バス(日本でももうすぐ導入されそうですね)、トラックの荷台に乗るシクロや乗り合いジープなど。
同じ路線で客奪い合って、公道レースと化すこともあります。
ちなみに、この町とこの町を繋ぐバス、ありそうなんだけど日本語の情報無いな〜 って時はAIに聞くと言語超越して探してくれるので便利。
ソースに飛んで翻訳しながら確認しよう。

3.タクシー、リキシャ、トゥクトゥク、バイタクを使う
日本の感覚からすると別に大した値段じゃないことが多いです。
車1台よりバイクタクシーの方がもちろん安いですが、メーターは無いので交渉が難航することも。
そもそもタクシーもメーター回さなかったり隠してるヤツは多いです。
観光地だとトゥクトゥクはより観光客向けで、タクシーの方が安いってこともあります。
相場は事前に調べましょう。
ぼったくりに注意。
後進のためにも言い値はやめましょう。
ただし、めちゃくちゃ値切るのもよろしく無いです。
妥協出来る範囲で、多少色付くのは仕方ないです。訳分からん外国人をわざわざ英語喋って乗せてくれてたりする訳なので、お互い気持ちよく乗りましょう。
あんまりやると別の方法で金稼ごうとする人も中には居ますし。

4.歩く
やっぱこれです。
街中でもちょっとの距離は歩きましょう。
片道は町から田舎に行くからいいけど、帰りは電話も出来ないからタクシー呼べないとかよくあります。
(多少お金掛かるけど、すぐ終わる観光とかなら待ってもらうと良い)
あと、国境越えたら金が無いとか。
ロシアはクレカも使えないから本当に大変な道程でした。。。

番外編

バングラデシュで仲良くなった人達。

1.挨拶とお礼は現地語でする
これ出来んやつはカス。旅行者の資格無し。
マレビト信仰はありますが、基本は善意と異邦人への興味で関わってくれています。
小金積んだだけでされて当たり前の態度は良くないです。
そんなことで現地の生活を知れるわけがない。
伝わってこそなので、「Thank you. + (現地語)」と言う事が多いです。
日本に来る外国人観光客も「ありがとう」だけは日本語で言ってくれてたりします。
現地語で挨拶→どこから来たか等を英語や翻訳で説明
得体が知れて、害意も無さそうだということはこちらから示さねばなりません。
お礼については言わずもがなです。
ネルソン・マンデラ氏の言葉を引用します。
「If you talk to a man in a language he understands, that goes to his head. If you talk to him in his language, that goes to his heart.」

2.火を吹く
東京で観光客に見せるとウケる。
お酒奢って貰えたりする。

これ。


他にも現地で稼いで東京の旅費プラマイゼロとか若い頃やってましたが、話が変わってくるのでこれはまたの機会に……


ロシアの公園で酒飲んでる集団に話し掛けて
混ぜて貰った図。このビール美味しかった。



ロシアの銀行による「お前のカード使えんが?」煽り。


たまに失敗する。(ハルビンの安重根記念館前)
稀に高い飯も食う。

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要点をまとめるとこうです。
・飛行機も宿もまずググる
   旅行社は網羅的に見ましょう。
・現地の生活をする
   そもそも旅行とはそういうものです。
・出来るだけ陸路
    バスが良いです。
    これは日本でも同じですね。
    名古屋起点だと東京も大阪も最安片道2000円です。
・値切る。とはいえ過度に値切らない
   一番大事です。我々は遊びに来た余所者です。
   海外の物価上昇率は日本の比ではありません。
   調べてきた数年前の相場は全く正しくないかもしれません。
   交渉文化自体が無くなってる場所もあります。
   そもそも多くの場合は色付いても100円とかです。
   お互い気持ちよく買い物しましょう。
   ただし、デカいぼったくりには断固として立ち向かいましょう。
   後に続く日本人旅行者のためにも。
   (観光地など元から交渉前提の値付けの場所はあるので見極めようね)
・挨拶とお礼は現地語で


あと、これから旅行界隈で起こりそうなこと。

中国のビザ免除の関係で上海乗継ぎ便が値上がりしそう。
今激安のドバイとスリランカは行き辛くなるかも。
陸路で行くモンゴルとかが狙い目になるね。
ロシア上空の開放は長引きそうなので、ヨーロッパ便は中華系一強がしばらく続くかな?
ブルネイの飛び地に橋を作ってるらしいので、コタキナバル-バンダルスリブガワン スタンプラリーもあと数年かも。
神戸空港は国際化です。KOBEの出入国スタンプに価値を持たせたいなら早めに船で中国へ。
サグラダファミリアも完成近いので、孫に語りたいなら今。"スペインだった頃のカタルーニャ" に行ったことになるかもしれんし。
燃油サーチャージは来年も厳しそうですね。


清渓川で山田ぬいを浄化する図


LCCとゲストハウス利用に特化したパッケージング編を別で書こうと思うので、そっちを見てもらえばバックパッカーとして(経験の面はともかく)初心者ゾーンは飛ばして少し快適性が上がった旅行が出来ると思います。
あと、内戦状態のミャンマーとか戦時下のロシアとか非常戒厳出た日の韓国(←何?)とか行った内容も暇があれば書くかもしれません。
行き方とか。


職場。ここから逃げるように旅に出る。



最後までお読みいただきありがとうございました。
何者にもなれない人が、一番楽に何者かになれるのが旅行者だと思います。
歩けば旅に出られるよ。

じゃあ、またどこかで。

中国  延辺朝鮮族自治州。
こんな格好でウロウロしている。



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