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断乳の準備と記録 #ニュージーランドの湖畔暮らし

息子は2歳2ヶ月で、断乳をしました。きっかけは2つで、夜中に毎晩5、6回の母乳タイムがあり寝つきが悪いと感じたことと、歯医者さんで「おっぱい飲んで寝てる子の歯をしている。このままじゃ虫歯予備軍です」と言われてしまったこと。

本音を言えば、自然な卒乳を待って息子が「おっぱいいらない!」というまで思いっきり飲ませてあげたかったけど、寝不足が心配なのと、更には、歯医者さんに「夜中に母乳をあげるときは、虫歯にならないように授乳毎に水をあげてから寝かせてね」と言われたのですが、お水を嫌がるため、総合的に断乳を決断しました。

(以下に記していることは、自分用の覚え書きであり、押しつける意図はありません。1例として、もし何かの参考になれたら嬉しいです。)

断乳で準備したこと一覧

エゾウコギのカプセル&ホメオパスの「MILK STOP」: 断乳にはエゾウコギが良いと植物療法で習いました。こちらが功を奏したのか、3日目を機に一気に母乳が出なくなりました。

ニュージーランドの市民病院では、左のホメオパシーが効くというエビデンスが出てるんだとか。
(お店の人談)



長いワンピース:息子が服をめくっても飲めないようにするため。夜中に寝ぼけて服をめくり乳を吸っていた息子には効果テキメンでした。マストアイテムだったな。

断乳カレンダー:あと何日で断乳するかを伝えます。2週間前から用意するといいとネットでは情報をよく見かけましたが、(定説なのかな)4、5日前からのカレンダー+1ヶ月くらい前から「もうすぐおっぱい終わりね」と言い続けるのでも大丈夫でした。

断乳カレンダー


自分のスケジュール管理:断乳をすると子どもは急な変化にストレスを感じるという話を聞いて、断乳スタートから1週間は息子と過ごすよう調整。

最後の授乳姿を写真撮影(動画も):こちらは記念に。私の場合断乳を終えて、2週間後くらいに急に寂しさがありました。自分の小さくなった胸を見たときと、息子が「もうおっぱい出ないね」と言った時に、胸がキューンとなりました。そんな寂しくなった時用に撮影をおすすめします!

以下は断乳の記録になります。

1日目

朝7時に寝起きの母乳タイムを終え、スタート
・昼間は母乳を欲しがっても「おっぱいバイバイだよ」の説明で乗り切る。
・寝る時にこれまであまり興味を示さなかった「ぬいぐるみ」に興味を寄せる。「一緒にねんねする!」と言う。いつもと違うベットで寝ようとした。(何かを察して、頑張ろうとしていたのか・・・?)
・夜中は2時間毎に起きる(いつも通り)→「おっぱいーーー」と言って号泣。
・夜中の起床後の号泣の際にはiPhone で息子の写真や動画を見せる→泣き止む。
・「ねんねソング」の音楽をかけると、泣きがおさまり、就寝。

2日目

・昼間は「おっぱい、バイバイ?」なのと一度聞かれたのみで、興味を示さず。
・ベッドでの昼寝に苦戦し、車で運転しながら、寝かせる。(1時間半ほど)
・私の胸の張りに耐えられず、プロに相談したくなり、急遽オンラインで助産師さんとのアポを当日とる。軽い頭痛と、胸の痛みに、乳腺炎が心配になったため。助産師さんのアドバイスは的確で、とても助かりました。(もっと早くから連絡をすれば良かった・・・)
・もらったアドバイス通り、シャワーを浴びながら、搾乳する。頭痛がだいぶマシになる。
・夜中3時頃に「チップ食べる!」と言い出し、枝豆スナックを食べる。「ブーブー描く!」と自分の部屋に行くと言う。絵を描きながら、枝豆スナックを一袋食べる!(全部食べないと、寝室に行ってくれなさそうだったので、私も応戦して食べる)その後寝てくれず。
・絵を描いているときに「ママ描いて、ママのおっぱい描いて」と言われて、「頑張っているんだな」とその健気な姿に泣きそうになる。

3日目
・昼間母乳を欲しがらず。
・昼寝に苦戦し、車の中で1時間半。
・夜は小声でお話しをしたら就寝。
・この日から食欲が一気に増す。(ずっと少食が悩みでした…)

食欲が増してきた息子

一週間経ち。


順調で、執拗におっぱいを欲しがることはありませんでした。けど、ふとした瞬間におっぱいを思い出すことがあるみたいで。私の服の上から胸を吸う真似をして、「はー!おなかいっぱい!おっぱい美味しかった!」と、満足な顔と寂しい顔で入り混じった表情をしたことは、きっと忘れないと思う。我が子が頑張っている姿を見るって、こんなにも愛しくて胸が締め付けられるのですね。

10日後

幼稚園に連れて行き、子どもなりにストレスを感じているのか。夜中2時に目が覚め、4時まで、寝てくれず。ベットサイドの電気も消させてくれず。「本、読む!」の一点張り。私がウトウトすると「ママ、ねんねしないで!」と。心の中で「いい加減にして!寝たい!」と自分の余裕の無さを反省。この状況において、一番頑張っているのは、小さな我が子なのに。。。見かねた夫が電気を消し、しばらく泣くも就寝。

2週間後

息子が朝まで起きずに寝てくれるようになった。ただ、昼寝に関しては、ベッドの上ではしてくれず寝かしつけに悩み中。

終えてみて思うことは、最初の3日間がとにかく勝負。ママの胸の張りも、子どもの執着も。「このままこの状態が続くなんて、こんなに泣くなんて、やっぱりおっぱいをあげた方が良いんじゃないか」なんて、何度も思ったけれど、結果、断乳してみてよかったと心底思う。何より、寝るようになって、食べるようになった。よく「ままの決断が一番大事」と、ままがいかに子どもにNOを突きつけることができる決心があるか、、、と言うけれど、まさにその通り!でした。生半可な気持ちで子どもにNOを言うことこそ、無責任で意地悪になってしまうものね、と。

さらに、よりスキンシップが増え、一緒に頑張っているという相棒感は増したように思う。

彼の表情が誇らしく、実は同時並行していたトイトレも以前よりうまく行くようになった。乳離れと排泄、と言う「赤ちゃん期」から「子ども」期への大きなステップ。息子の自尊心がすくすく育っているのを感じることができた。同時並行するのは一見大変そうに見えるけど、意外に相乗効果になるかもしれない、と思う。

何もかもが試行錯誤だけど、いつもベターな選択肢を取りながら、子育て(きっと大きな意味では人生も?)をこれからもしていきたいなと改めて。