辻村深月『この夏の星を見る』 #読了
一冊前に、『私たちの世代は』と言う瀬尾まいこさんの本を読み、期せずしてコロナに絡めた話を読む。一番最初に読んだコロナを絡めた小説(あれは、コロナ初期段階の頃に出版されていた、、)があまり好きではなく今まで少し少し遠巻きに見ていたトピックだけど、良かった。
中学、高校生がコロナの中、スターキャッチコンテストと称していろんな地域から星を観測するスピードを競うという青春劇。天文部や科学部が舞台になっている。
私にはなかった幻の青春を見た。望遠鏡を自作するの面白そうだなと思う。自分が高校生だったら、コロナとどう向き合っていたかなぁと考えながら読んだ。スポーツものではないので、分かりやすい成長の話ではないのですが、終わりになるといつの間にかみんなが大きくなっている。そんな話でした。