「関西ジャグリング発表会」の運営に関わる理由
※今回のこのnoteはあくまで僕個人の意見を書かせていただいたものであり、「関西ジャグリング発表会」の方針および他の運営メンバーの皆さんのご意見とは一切関係ありません。
予めご理解のほど、よろしくお願いします。
皆さんこんにちは。
伊藤です。
Xで既に告知されている通り、この度
「関西ジャグリング発表会」
というジャグリングのイベントを開催することとなり、僕も運営メンバーの1人として参画させていただいております。
【お知らせ】
— 関西ジャグリング発表会 (@jugg_kansai) January 11, 2025
この度、"舞台でルーティン発表の機会を!"をコンセプトに関西ジャグリング発表会を開催することが決定いたしました!
発表会に関する情報はこちらのアカウントで告知していきます。
よろしくお願いします!
日程:2025年3月8日(土)
場所:旭区民センター 大ホール
そして今日は、僕がこのイベントに関わる理由について皆さんにお伝えしておきたいと思い、noteを執筆することとしました。
長文となってしまって申し訳ありませんが、もしよろしければお付き合いいただけると嬉しいです。
このイベントが立ち上がった理由については、察している方も多いかと思います。
ここ数日、学生大会をはじめとする各種ジャグリングの大会のエントリーの抽選に漏れてしまったり、先着順の枠が一瞬で埋まってしまったりというケースが散見されました。
詳しくは見れていませんが、2日開催云々みたいな話題も少し出ていたかと思います。
それがきっかけの一つとなって今回のイベント発足に至ったわけですが、これについて、僕の個人的なスタンスをお伝えしておきたいと思います。
少なくとも僕自身がこのイベントに関わる一番の理由は
「他の大会に出られなかった人たちを救いたいから」
ではありません。
そもそも、大会の出場希望者が多く、出られない人がいるということは、今に始まったことではないと僕個人は思っています。
およそ10年前、僕が初めて大会の運営というものに携わった「第一回中部学生ジャグリング大会」の頃から今日に至るまで、ありがたいことに多くの大会やイベントに携わらせていただき、そして本当に沢山の方に出場をしていただきました。
同時にその裏で、本当に沢山の方の出場を叶えることができませんでした。
その人たちを救済してこなかった僕が、今年度の大会に出られなかった人たち"だけ"を救済するというのは、僕自身、違和感を覚えます。
そして、これはもっと強く主張しておきたいのですが、僕は今の学生大会を始めとする各種大会のエントリーシステムが"良くない"とは一切思っていません。
先着順、抽選、予選等、それぞれにメリットとデメリットがあるのは当然で、各大会の運営の方々はそれらを全て考慮した上で「どういう大会にしたいのか」「どういう人に出てほしいのか」等を真剣に議論し、今のシステムを採用されています。
もちろん、時代の流れや界隈の変化に合わせてそういったシステムは都度見直されるべきだとは思いますが、少なくとも今のシステムは、各大会の運営の方々がそういった議論を経た上で「今回はこれで行きましょう」と結論づけたものだと思っています。
なので僕は、今回の「関西ジャグリング発表会」の開催によって、既存の大会のエントリーシステムに対して問題提起をするつもりなんて一切無いですし、まして「2日開催にするべき」みたいな空気には絶対なってほしくないと思っています。
(2日開催にすること自体を否定するつもりはありませんが、当たり前のように労力もお金もかかることなので、それは大会を作る側の人たちが判断するべきことだと思っています)
言葉が強くなってしまって申し訳ないですが、僕も一度は学生大会の運営に命をかけてきた人間であり、あの大会が出る側だけでなく作る側にとってもどれだけ特別な大会かということを知ってしまっているので、
それに関わっている人たちへの感謝、リスペクトの気持ちは絶対に忘れてはならないと思っています。
ではなぜ、僕が今回「関西ジャグリング発表会」の運営に関わることに決めたのか。
学生大会という大会が作る側にとっても特別な大会だと書きましたが、当然ながら大会の主役は出場者であり、学生大会は多くの学生ジャグラーにとって特別な大会です。
そして、その大会に出場が叶わなかった人がいる。
中には今年が学生大会に出られる最後の年である人もいることと思います。
もちろんそれは、学生大会に限った話ではありません。
他の大会でも、その大会に対して並々ならぬ想いで臨んでいる人が本当に沢山いて、にも関わらず枠の都合で出してあげられない人が一定数出てきてしまいます。
そうして悲しい思いをしている人たちを見て、何もせずにはいられなかった人達がいる。
居ても立っても居られず、とりあえず会場を探してしまった人達がいる。
そうやって後先考えずに突っ走ってきた人達が、これまでの数多くの大会やイベントを作り上げ、今のジャグリング界があるのだと僕は思っていますし、
仮にも10年ジャグリングイベントの運営に携わり、それによって人生を変えてもらった自分が、そんな人達から相談を受けて、何もしないわけにはいかなかったというのが本音です。
正直ジャグリングイベントでの利用の実績が(少なくとも僕の知る限りでは)無い初見の会場(しかもホール)で、たった2ヶ月で発表会をやるなんて相当ハードルが高いけど、
それで「今からじゃ間に合わないからやめた方が良いよ」なんて答えるのは、僕のプライドが許さなかったのです。
それを成立させるのが僕の仕事です。
それが僕が「関西ジャグリング発表会」に関わる理由です。
そうです。
僕は、
頼まれたら断れないんです。
「出演者のことは考えてないのか?」と聞かれたら、決してそんなことはありません。
しかし、僕以上に出演者の方々に寄り添いたいと思ってくれている人達が、今回のイベントを立ち上げてくれています。
なので僕の役割は、これまで色々なイベントに携わり、沢山の人に育てていただきながら培った経験を活かして彼らを支え、このイベントを成功させることです。
それが結果として、僕なりに出演者の方々に寄り添うことにも繋がると信じています。
ここまで読んでいただき、ありがとうございます。
ちょっと強い言葉を使ってしまったので、気分を悪くされた方がいらっしゃったら申し訳ありません。
当たり前ですが、ジャグリングのイベントは楽しくてナンボですので、やるからには皆さんに楽しんでもらえるイベントを作れるよう尽力していきます。
これからエントリーも始まってきますので、ぜひ今後の情報をXでチェックしてもらえたら嬉しいです。
そしてもう一つお願いがあります。
イベントの開催には"人"と"お金"が必要です。
特に今回の会場のようなホールでの開催となれば尚更です。
現在運営のコアメンバーは4人ですが、当日は他にも色々なところで人手が必要になります。
ですので、運営メンバーから何かしらの依頼が皆さんのところに届きましたら、無理のない範囲で構いませんので、ぜひ協力してもらえると嬉しいです。
そして、そういった方々はもちろん、運営メンバーにもきちんと謝礼をお支払いするためにも、当日のカンパ等、ぜひご協力いただけると本当に助かります。
協賛については、まだ運営内で議論をしている最中ですので、募集させていただくかは未定ですが、もし協力しても良いと言っていただける団体様がいらっしゃれば、僕個人宛でも構いませんので、ご連絡いただけますと幸いです。
それでは皆様、
関西ジャグリング発表会
よろしくお願いいたします。